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クレディ・スイス、25億ドル支払いで米当局と合意-関係者

スイス2位の銀行、クレディ・スイ ス・グループによる米国人の脱税ほう助容疑に関する米当局の捜査に関 連し、同行は19日にも有罪を認める可能性がある。事情に詳しい関係者 1人が明らかにした。

同協議が非公表であることを理由に関係者2人が匿名で語ったとこ ろによれば、クレディ・スイスは有罪を認め米司法省などに約25億ドル (約2540億円)を支払うことで合意した。クレディ・スイスのブレイデ ィ・ドゥーガン最高経営責任者(CEO)に加え、ウルス・ローナー会 長も退任する可能性があるとスイス紙ゾンタークスツァイトゥングは17 日報じた。情報源は明らかにしていない。

これら関係者によれば、クレディ・スイスは米国内での事業継続を 認められる。ただ、有罪の答弁が今後事業を行う能力に影響を与えるか どうかや市場の反応は不透明だ。ゴールドマン・サックス・グループの ロイド・ブランクファインCEOは16日のインタビューで、有罪答弁を 行った企業と取引すれば、信用リスクや評判を損なうリスクといった問 題が生じる可能性があるが、ゴールドマンは金融システムの安定に留意 すると述べた。

ゾンタークスツァイトゥング紙によると、ローナー会長は辞表を準 備している。スイス紙ターゲス・アンツァイガーはCEO交代の「兆候 が増大している」と伝えた。

米国人として初めてクレディ・スイスの単独CEOとなったドゥー ガン氏(54)は金融危機とその後のスキャンダルを耐え抜いた数少ない 大手行首脳の1人。勤続24年の同氏は投資銀行部門の責任者を務めた 後、2007年5月にCEOに就任した。一方、クレディ・スイスの法律顧 問を以前務めたローナー氏は3年前に非常勤会長となった。

悪材料

メディオバンカのアナリスト、クリストファー・ウィーラー氏(ロ ンドン在勤)は「ドゥーガンCEOをめぐる騒ぎが異様に盛り上がって いることは明らかだ」とした上で、「同CEOの手腕は手堅いと評価さ れているため、退任すれば悪材料となるだろう」と指摘した。

関係者によれば、クレディ・スイスは司法省に約18億ドル、ニュー ヨーク州金融サービス局に6億ドル余り、連邦準備制度に1億ドルを支 払う。

クレディ・スイスの広報担当カルビン・ミッチェル氏と、司法省の ブライアン・ファロン報道官はコメントを控えた。ニューヨーク州金融 サービス局のベンジャミン・ロースキー局長にコメントを求める電話メ ッセージを残したが、これまでのところ返答はない。

原題:Credit Suisse Said Ready to Plead Guilty Over U.S. Tax Evasion(抜粋)

--取材協力:Tom Schoenberg、Greg Farrell、Catherine Bosley、Zoe Schneeweiss、Joshua Gallu、Jeffrey Vögeli、Elena Logutenkova、Michael J. Moore.

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