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タイ経済にリセッションリスク浮上-政治危機で景気回復遅れる

タイは長引く政治危機の影響で今 年、東南アジアの主要国で唯一リセッション(景気後退)入りするリス クが高まっており、製造業の中心地としての魅力が損なわれている。

ブルームバーグ・ニュースが集計したアナリスト12人の予想中央値 では、19日発表の同国の1-3月期国内総生産(GDP)は前期 比2.2%減の見込み。昨年10-12月期は同0.6%増だった。DBSグルー プ・ホールディングスやみずほ銀行のエコノミストはタイ経済が今年、 2四半期連続で縮小する可能性があると予測する。

みずほ銀行のシニアエコノミスト、ビシュヌ・バラサン氏(シンガ ポール在勤)は「タイについては長い間、経済が政治の動きと別の軌道 を進むと受け止められてきたが、こうした想定はもう通用しなくなると 思う」と述べた。

昨年10月後半に始まった反政府デモはインラック首相が失職する事 態となり、インフラ投資の行き詰まりやホンダの工場建設延期につなが っている。デモ隊が暫定首相と選挙管理委員との会合を妨害したため、 7月に予定される総選挙の行方に暗雲が広がっており、格付け会社は信 用格付けへの悪影響を警告している。

通貨バーツは過去半年間のリターンが11種類の主要アジア通貨で最 低。タイの株価指数は同期間に東南アジア株の指標で唯一下落してい る。

原題:Thai Recession Threat Rises as Turmoil Delays Recovery: Economy(抜粋)

--取材協力:Anuchit Nguyen、萩原ゆき、Ailing Tan.

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