ウクライナ中銀総裁:市中銀行は最低4300億円の新資本が必要

ウクライナ国立銀行(中央銀行)の クビフ総裁は15日、少なくとも500億-600億フリブナ(約4300億-5150 億円)の新たな資本が市中銀行には必要だとの見方を示した。同国に進 出している外資金融機関で最大手のライファイゼン・バンク・インター ナショナルの予測を上回る規模を見込んでいる。

ロシアによるクリミア編入や、ウクライナ東部での親ロシア分離派 を排除する作戦を受けて、海外投資家は同国から資金を引き揚げ、銀行 は衝突が起きている地域の支店を閉鎖。こうした中で、金融当局は銀行 システムの支払い能力の維持に取り組んでいる。国際通貨基金 (IMF)は今月1日、ウクライナの今年の成長率をマイナス5%と予 測した。

グンター・ドイバー氏(ウィーン在勤)を中心とするライファイゼ ンのアナリストらは15日付リポートで、ウクライナの将来がより明確に なるまで国内および外資の銀行は「営業を停止」し、同国の銀行システ ムは1-2年にわたって損失に見舞われるだろうと指摘。ウクライナ通 貨フリブナの切り下げで銀行の自己資本が減少しているため、30億-50 億ドル(約3000億-5100億円)の資本増強が必要だと予想している。

クビフ総裁は欧州復興開発銀行(EBRD)の年次総会での15日の インタビューで、「われわれの暫定的な見通しでは、必要となる新たな 資本の規模はライファイゼンの予想をやや上回る」と述べた。

原題:Ukraine Needs $4.2 Billion or More to Shore Up Banks, Kubiv Says(抜粋)

--取材協力:Boris Groendahl.

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