元バンカーがワイン作りに挑む-金融街からブドウ園へ

ロンドンと香港でバンカーとして勤 務した後、ホースマン・キャピタル・マネジメントの創業に関わったマ ーク・ドライバー氏は今、忍耐の美徳について学んでいる。

ドライバー氏(49)が英サセックス州サウスダウンズで農地を購入 し、スパークリングワインの生産に向けてブドウ栽培を開始してから4 年がたった。来年には幾らかワインを生産できそうだが焦ってはいな い。その時をじっと待ち、ブドウの生育を見守っている。

国際的なワインブランドを構築するというドライバー氏の野望は16 日に実現への一歩を踏み出す。ケーブル英民間企業相がラスフィニーエ ステートでのドライバー氏のワイナリー創業を認可する見通しだ。なだ らかな丘に広がるこのブドウ園の面積は242ヘクタールに及ぶ。

「シティー(ロンドンの金融街)で働くのとは比べものにならな い」。バスの音ではなく小鳥のさえずりが聞こえる職場で、ドライバー 氏はこう語る。「全く違う人生だ。以前はパソコンスクリーンの前に座 っていたが、今は野外で働くことが多く、ブドウの木やブドウ園、ワイ ナリーの様子を見て過ごしている」。

学びの時期

英ワイン生産者業界団体のウェブサイトによると、イングランドと ウェールズ地方には432のブドウ園と124のワイナリーがある。生産され るワインの約60%はスパークリングワインで30%は白、10%が赤かロゼ だ。

「まだしっかりと学ぶ時期だ。誰もが私に楽観的過ぎると言ったが 彼らは正しかった」。ドライバー氏は昨年、ワインを生産することを望 んでいたが、冬季の寒さが厳しく春の訪れが遅かったためブドウの収穫 高が振るわなかった上、ワイナリーは生産の準備さえもできていなかっ た。

今年は非常に好調で収穫を期待しているという。「来年の今ごろか 少し早い時期にスパークリングワインを瓶詰めできるだろう。2年間貯 蔵し2017年後半に発売したい」と、同氏は語った。

(バインズ氏はブルームバーグ・ニュースの芸術・娯楽部門の主任 料理評論家です。この記事の内容は同氏自身の見解です)

原題:Fund Manager Swaps Computer Screens for Watching Grapes Grow(抜粋)

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