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米アクトス訴訟:男性のがん死亡で武田に責任ないと陪審評決

武田薬品工業の糖尿病治療薬「アク トス」を服用していた男性の遺族が同社を相手取って起こした訴訟で、 米イリノイ州シカゴの州裁判所の陪審は15日、男性のぼうこうがんによ る死亡について武田に責任はないとする評決を下した。

男性7人、女性5人から成る陪審は2時間足らずの評議を経て、武 田側の主張を認める評決を下した。裁判は4週間余り続いていた。

死亡した男性の遺族の弁護士、トル・ホーマン氏はこの日のインタ ビューで、イリノイ州では同様の訴訟が3000件以上起こされており、今 回の裁判はその最初のものだと語った。アクトスをめぐる訴訟ではルイ ジアナ州の連邦地裁の陪審が先月、武田と販売パートナーの米イーラ イ・リリーに総額90億ドル(約9140億円)の懲罰的損害賠償金の支払い 義務があると認定した。

2年前に武田を提訴したのは、2006年に死亡したウィリアム・ウィ ットラッチさんの妻ダイアンさん。1999年に発売されたアクトスについ て武田が服用に伴うリスクを十分に警告しなかったと主張していた。

アクトス訴訟で審理が行われたのはウィットラッチさんの裁判で5 件目。武田の米子会社武田ファーマシューティカルズUSAがこの日の 陪審評決後に発表した資料によると、武田はこれより先に3件で勝訴 し、4件目について控訴している。

原題:Takeda Jury Says its Diabetes Drug Didn’t Cause Man’s Death (1)(抜粋)

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