コンテンツにスキップする

5月15日の米国マーケットサマリー:円が上昇、株は続落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3710   1.3715
ドル/円            101.58   101.90
ユーロ/円          139.27   139.75


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,446.81     -167.16   -1.0%
S&P500種           1,870.85     -17.68     -.9%
ナスダック総合指数    4,069.29     -31.34     -.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .35%        -.01
米国債10年物     2.50%       -.04
米国債30年物     3.33%       -.05


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,293.60    -12.30    -.94%
原油先物         (ドル/バレル)  101.51      -.86     -.84%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円が主要16通貨全てに対して上昇。 ユーロ圏の域内総生産(GDP)が予想より弱く、米鉱工業生産が予想 外に減少したため、経済成長ペースへの懸念から円への逃避需要が強ま った。

ユーロは11週間ぶりの安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)のコ ンスタンシオ副総裁が追加緩和の用意があると述べたことが売りを誘っ た。日本の第1四半期の経済成長率が予想を上回ったことも円買い材 料。

USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)で債券リサ ーチの責任者を務めるジェニファー・ヴェイル氏は電話インタビュー で、「円が強さを見せている」と指摘。地政学的な緊張と予想よりも弱 い米経済統計が「リスク回避と米名目利回りの低下につながっている。 それが対ドルでの円の支援材料だ」と語った。

ニューヨーク時間午後3時2分現在、円は対ドルで0.4%高の1ド ル=101円52銭と、3月19日以来の高値水準。対ユーロでも0.4%高の1 ユーロ=139円24銭。ユーロは対ドルで前日比ほぼ変わらずの1ユーロ =1.3716ドル。一時は2月27日以来の安値となる1.3648ドルまで下げ た。

◎米国株式市場

米株式相場は続落。ダウ工業株30種平均は1カ月で最大の下げとな った。小型株の売りが続いたほか、ウォルマート・ストアーズの利益見 通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.9%安の1870.94。ダウ工業株30種平均は167.16ドル (1%)下げて16446.81ドルと、下落率は4月10日以降で最大。小型株 で構成するラッセル2000指数は0.7%下落。一時は1.9安となった。

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネ ジングディレクターのマイケル・ジェームズ氏は「慎重かつ神経質とい うのが今主流のセンチメントだ」とし、「リターンを得ようという動き よりも、資産の保全といった向きが強い。慎重さを要する時期だ」と述 べた。

◎米国債市場

米国債は30年債が上昇。利回りは昨年6月以来の低水準に下げた。 欧州での緩和策拡大観測が米金利上昇を見込んだトレーダーを一段と神 経質にしている。

30年債は上昇。ユーロ圏の景気回復は1-3月(第1四半期)に勢 いを増すことができず、欧州債市場ではイタリアやスペイン、アイルラ ンドの国債は下落した。この日は米消費者物価指数(CPI)が上昇 し、失業保険申請件数が減少したものの、米国債は上昇した。トレーダ ーの間では米金融当局が来年半ばまでに利上げに踏み切るとの見方が後 退した。

BNPパリバの金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(ニュー ヨーク在勤)は「利回り上昇を見込んで国債購入を見送ってきた投資家 が慌てて買いに動いた」と述べ、「相場の上げは予想外であり、目を見 張る勢いだ。節目となる水準を容易に超えており、上昇を止めるものは 何もない」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時57分現在、30年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)下げて3.33%。一時は3.30%と、昨年6月17日以降での最低 をつけた。同年債(表面利率3.375%、2044年5月償還)価格は7/8上昇 して100 27/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。1週間ぶりの大幅安となった。米 新規失業保険申請件数が7年ぶりの低水準となり、景気回復が示唆され る中、安全資産としての金買いが減退した。

RJオブライエン・アンド・アソシエーツ(シカゴ)のシニア商品 ブローカー、フィル・ストライブル氏は電話インタビューで、「失業保 険申請件数が30万件を下回ったのは大事なことで、経済が回復の兆しを 見せているとの確信が広がっている」と指摘。「景気が順調なときは、 金のような資産に逃避する必要はない」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比0.9%安の1オンス=1293.60ドルで終了。中心限月として は7日以来の大幅下落となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は反落。米鉱工業生産やユーロ圏域内総 生産(GDP)など欧米の経済統計が弱い内容だったことから、燃料需 要が減少するとの見方が広がり、4日ぶりに下げた。

シティ・フューチャーズ・パースペクティブ(ニューヨーク)のエ ネルギーアナリスト、ティム・エバンス氏は「米鉱工業生産の伸びは失 速し、欧州のGDP統計も芳しくなかった。マクロ経済の見通し悪化は 需要に影響しそうだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日 比87セント(0.85%)安の1バレル=101.50ドルで終了。下落率は4 月30日以来で最大。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE