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ギリシャ政権に崩壊リスク-世論調査で連立政党の支持率急落

ギリシャのサマラス首相はギリシャ 経済の復活シナリオを投資家に説いてきた。今度は自国の有権者を納得 させなければならない。

同国は先月、4年ぶりに国際資本市場で国債を発行したほか、経済 は年内にプラス回復する見込み。それでも若者の半分以上が失業してお り、今月下旬の欧州議会選挙を前にした世論調査によれば、有権者はサ マラス首相の改革を高く評価する準備がまだできていない。

債務危機に揺れたギリシャは4年前、パパンドレウ首相(当時)が 緊縮財政や経済改革の約束と引き換えに国際社会に救済を要請した。そ れ以来、何度か首相交代があり、同国の政治は依然として不安定だ。弱 々しいながらも国家を安定に向け前進させたサマラス現首相は、自身の 新民主主義党(ND)率いる連立政権が崩壊するリスクにさらされてい る。

欧州議会選挙前の世論調査では、NDの支持率が最大野党の急進左 派連合(SYRIZA)に次ぐ2位だった。SYRIZAは救済パッケ ージの条件を拒否した政党。しかし、現政権への最大の脅威は連立パー トナーである全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の急激な支持率落 ち込みかもしれない。パパンドレウ元首相率いるPASOKの支持率は わずか5.5%で6位だった。

議席数300のギリシャ議会で連立与党は152議席を占めるが、 PASOKの議員27人が連立支持をとりやめるとの見方は、これまでギ リシャの回復を支えてきた国外投資家をおじけづかせると、マベリッ ク・インテリジェンスのチーフエコノミスト、ミーガン・グリーン氏は みる。

同氏は電話インタビューで、「解散総選挙があってSYRIZAが ギリシャの交渉役になるという見通しに投資家がおびえれば、ギリシャ の景気回復にとって本当にマイナスとなる可能性がある。景気があまり にも脆弱(ぜいじゃく)だからだ」と話した。

原題:Greek Government at Risk as EU Polls Suggest Pasok Collapse (3)(抜粋)

--取材協力:Nikos Chrysoloras、Ian Wishart.

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