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ECB、6月に政策措置の詳細を明らかにする-メルシュ理事

欧州中央銀行(ECB)は低インフ レに対応する幅広い措置をまとめる作業を加速させており、6月5日の 政策委員会後に詳細を明らかにするとメルシュ理事が述べた。

同理事は15日、ポーランドのクラクフで記者団に、「検討している 措置の幅は広く、想像力をかき立てることだろう」と発言。この措置が 何であるかについて「次回の政策決定会合後に非常に具体的な答えが示 されるだろう」と言明した。

ECBは先週の定例政策委員会で政策金利を過去最低に据え置き、 ドラギ総裁は6月に行動することに「やぶさかではない」と発言。この 日発表されたユーロ圏の1-3月国内総生産(GDP)は市場予想を下 回り、域内景気の回復をしっかりさせる難しさがあらためて示された。

メルシュ理事は「われわれの基本シナリオにあるトレンドが確認さ れるかどうかに注目している」とし、現時点では「ユーロ圏は非常に脆 弱(ぜいじゃく)で景気回復がまだら模様というわれわれの基本シナリ オにおおむね沿っているとみている」とも語った。

これまで協議された措置には利下げやマイナス金利、流動性の供給 が含まれ、ドラギ総裁は先月、量的緩和として知られる幅広い資産購入 の可能性に言及した。

メルシュ理事はこの日、多くの措置は「既存の枠組みに影響を与え るため、事前作業と事前の意思決定を必要とする」と説明。「私として は、こうした手段が即座に活用できるように整えられ意思決定がより容 易になるよう、すべての準備作業を加速させることに賛成だ」と付け加 えた。

原題:Mersch Says ECB Will Give Precise Answer on Policy Tools in June(抜粋)

--取材協力:Alessandro Speciale.

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