コンテンツにスキップする

ユーロ圏:1-3月GDP、予想下回る0.2%増-伊など縮小

ユーロ圏の景気回復は1-3月(第 1四半期)に勢いを増すことができなかった。フランスの予想外の失速 や、イタリアやオランダのマイナス成長が響いた。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が15日発表した1-3 月のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%増と、ブルー ムバーグがまとめたエコノミスト予想の半分の伸びにとどまった。ドイ ツの成長率は前期の倍の0.8%となったものの、ポルトガル経済が0.7% 縮小するなど、域内全体の弱さを補うのに十分ではなかった。

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、政策委員会が6月に 追加刺激策を講じることに「やぶさかでない」と発言。ユーロ圏は過去 最長のリセッション(景気後退)から脱した後も脆弱(ぜいじゃく)な 状態にあり、当局者はインフレ押し上げに取り組んでいる。域内インフ レ率はECBが物価安定の目安とする水準の半分にも届かない。

INGグループ(アムステルダム)のシニアエコノミスト、マルテ ィン・ファンフリート氏は統計発表前、「ユーロ圏の1-3月の成長は まずまずだろうが、一部の先行指数は既に4-6月(第2四半期)に再 び弱くなることを示唆している」とし、「このため、ECBは口約束し た内容を来月の政策委で実際に行動に移すようにみえる」と語った。

発表によれば、1-3月のユーロ圏GDPは前年同期比0.9%増加 だった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト28人を対象にした別の 調査では、4-6月GDPは中央値で前期比0.3%増が見込まれてい る。

この日発表されたフランスの1-3月GDP速報値は前期比変わら ず。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト28人の予想中央 値は0.1%増だった。イタリアは前期比0.1%減。

また、ユーロスタットが同日公表した4月のユーロ圏消費者物価指 数(CPI)改定値は前年同月比0.7%上昇だった。

原題:Europe Economy Underperforms With Weakness From France to Italy(抜粋) Eurozone First Quarter GDP Flash Estimate: Summary (Table)(抜 粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg、Andrew Clapham.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE