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きょうの国内市況(5月15日):株式、債券、為替市場

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●日本株下落、円高と業績懸念銘柄に売り-ソニー、クレセゾン急落

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東京株式相場は下落。欧州の追加金融緩和観測を背景にした為替の 円高推移が嫌気され、一部企業の今期業績計画に対する警戒感も広がっ た。業種別ではその他金融や証券など金融株、電機や精密機器など輸出 関連、小売株が安く、個別ではソニー、クレディセゾンが株価指数の押 し下げ寄与度上位に並んだ。

TOPIXの終値は前日比4.86ポイント(0.4%)安の1178.29と3 日ぶりに反落、日経平均株価は107円55銭(0.7%)安の1万4298円21銭 と続落。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は、「円高 と米国株の調整、一昨日上がった分の利益確定売りの3つが主因」と指 摘。国内企業の決算については、全体の1株利益(EPS)が「少なく とも伸びてきており、今の水準が割高になるという状況は避けられそ う」と話した。

東証1部33業種はその他金融、証券・商品先物取引、精密、保険、 小売、倉庫・運輸、電機、非鉄金属、輸送用機器など22業種が下落。石 油・石炭製品、不動産、パルプ・紙、海運、鉄鋼など11業種は高い。

売買代金上位では今期も最終赤字を見込むソニー、今期営業減益を 計画したクレセゾンが大幅安。今期は経常減益見通しの三井住友フィナ ンシャルグループも安い。ホンダ、住友金属鉱山、大和証券グループ本 社、オリックス、セブン&アイ・ホールディングス、太陽誘電も下げ た。一方、三井不動産やドワンゴ、アマダ、NTNが買われた。

東証1部の売買高は20億4265万株、売買代金は1兆8170億円。上昇 銘柄数は585、下落は1102だった。

●債券は上昇、米債高や5年入札順調で-長期金利は2カ月ぶり低水準

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債券相場は上昇。前日の米国債相場が続伸したことに加えて、きょ う実施の5年債入札が順調な結果となったことを受けて買いが優勢だっ た。長期金利は0.6%を下回り、2カ月ぶり低水準に達した。

長期国債先物市場で中心限月6月物は続伸。前日比7銭高の145 円18銭で始まり、午前は145円20銭付近でもみ合い。午後零時45分の入 札結果発表後には上げ幅を拡大し、一時は145円25銭と中心限月で3月 4日以来の高値を付け、結局は寄り付きと同じ145円18銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の333回債利回 りは同0.5ベーシスポイント(bp)低い0.595%と7日以来の0.6%割れで 開始し、午前は同水準で推移した。午後に入ると、0.59%と3月4日以 来の低水準を付けた。5年物の117回債利回りは午後3時すぎに1bp低 い0.18%と3月10日以来の水準まで低下した。

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、5 年債入札結果や海外金利が大きく低下したことなどが買い材料と指摘、 「年初は金利上昇予想が多かったものの、ショートポジションの巻き戻 しとなっている。米小売売上高が弱かったほか、欧州中央銀行が金融緩 和を行うとの観測が出て海外市場で債券が買われ、円債にも買いが入っ ている」と話した。

財務省がきょう実施した表面利率(クーポン)0.2%の5年利付国 債(117回債)の入札結果によると、最低落札価格は100円07銭と事前予 想を1銭上回った。小さければ好調とされるテール(最低と平均落札価 格との差)はゼロと前回1銭から縮小。投資家需要の強弱を示す応札倍 率は4.62倍と、昨年11月以来の高水準となった前回の4.67倍とほぼ同水 準だった。

●ドルは101円後半、GDP上振れで円買い-米金利低下が上値抑制

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東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=101円台後半で推移 した。米長期金利の低下が上値を抑える中、日本の1-3月期の国内総 生産(GDP)が予想を上回り、日本銀行の追加緩和の可能性が低下す るとの観測から一時円高に振れる場面も見られた。

午後3時27分現在のドル・円相場は101円94銭前後と、前日のニュ ーヨーク市場終値(101円90銭)とほぼ同水準。GDP発表直後の反応 は限定的だったが、日本株が下落して始まると、リスク回避の連想も働 き、一時4営業日ぶりの水準となる101円66銭までドル売り・円買いが 進んだ。

ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の為替戦略共同責任 者、レイ・アトリル氏(シドニー在勤)は、「GDPが非常に強かった ので、日銀の緩和の可能性は低下したようにみえる」と言い、「円安要 因の一つが取り除かれる可能性がある」と指摘。その上で、「米国債利 回りとドル・円の関係は依然重要で、それもドル・円の抑制要因の一つ になっている」と説明した。

ユーロ・円相場は1ユーロ=139円台後半から一時139円48銭まで円 高が進み、前日の海外市場で付けた3月4日以来のユーロ安・円高水準 まであと1銭に接近。その後は日本株が下げ渋るにつれて値を戻し、同 時刻現在は139円80銭前後となっている。

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