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インターナショナルスクール不足で香港への赴任拒否も

キャサリン・アンダーヒルさん は2011年に香港に来てから1年間、3人いる子供の末っ子の勉強を自宅 で自ら教えていた。インターナショナルスクールが見つからなかったの だ。

末っ子の息子と2人の娘は今、全員別々の学校に通っている。アン ダーヒルさんと航空貨物輸送最大手、米フェデックスのパイロットをし ている夫は米国に戻ることを決めた。「香港の教育事情」が理由の1つ だという。

英調査会社インターナショナル・スクール・コンサルタンシー・グ ループの4月1日付リポートによれば、香港に49校あるインターナショ ナルスクールの生徒受け入れ余力が低下しており、社員が香港赴任を拒 否することを企業が「深刻に懸念」する事態となっている。

香港のITSエデュケーション・サービシズでディレクターを務め るアン・マーフィー氏は、「子供を学校に通わせることができないなら 赴任しないと話す顧客もいる」と指摘する。同社は入学申請プロセス全 般を通じ最大3万9500香港ドル(約52万円)で海外からの駐在員家族を 支援している。子供が生まれる前に同社に打診してくる親もいるとい う。

香港教育局の委託で12年まとめられた報告書は、学校不足が「香港 の評判と競争力」をリスクにさらす恐れがあると分析。人口約720万人 の香港は昨年、一般就労査証(ビザ)を2万8380件発行。09年と比べる と35%増えた。地元で欧米式の教育熱が高まる中で、海外からの駐在員 の家族も増えていると報告書は説明している。

原題:Hong Kong Expats Teach Kids at Home Amid School Shortage: Cities(抜粋)

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