【個別銘柄】ソニーやクレセゾン売られる、ローランドが急騰

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きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

ソニー(6758):前日比6.1%安の1695円。2014年3月期の連結純 損益は1284億円の赤字に転落した、と14日に発表。前の期は415億円の 黒字。スマートフォンの伸びやゲーム機のプレイステーション4発売、 為替の影響で売り上げは14%伸びたが、構造改革費を含むPC事業の損 失拡大、電池やディスク製造の減損処理なども響いた。15年3月期 も500億円の最終赤字を見込む。野村証券では、全社をけん引する強力 な製品がない中、十分な構造改革が行われているのかどうか、判断の手 掛かりに乏しいと指摘した。

クレディセゾン(8253):13%安の1976円。14年3月期の連結営業 利益は前の期比14%減の363億円だった、と14日に発表。ショッピング 取扱高の増加などで営業収益は1.3%伸びたが、新規カード発行の推進 に伴う先行投資費用がかさみ、従来想定の435億円から下振れた。15年 3月期は6.4%減の340億円を計画、市場予想の443億円を下回る。 SMBC日興証券ではネガティブな印象とし、再評価にはキャッシング を含むクレジットカードの再成長が必要とした。投資判断は「3(アン ダーパフォーム)」を継続。

三井住友フィナンシャルグループ(8316):3%安の4059円。15年 3月期の連結経常利益は前期比23%減の1兆1100億円を計画する、と14 日に発表。銀行での貸倒引当金戻入益の増加と証券での株式委託手数料 の増加などで、増益率が33%だった14年3月期からの悪化を見込む。

ミクシィ(2121):1000円(17%)高の6850円でストップ高。15年 3月期の連結営業利益は前期比21倍の100億円を計画する、と14日に発 表。昨年10月に提供を始めた「モンスターストライク」を中心に課金売 り上げの増加を想定、今期から開始した結婚支援事業の寄与も見込ん だ。14年3月期は81%減益。バークレイズ証券では、業績のけん引役が 1ゲームタイトルのみで、先行きを見通すのが困難にもかかわらず、通 期ガイダンスを発表したのはサプライズ、株価にポジティブな影響があ るとの見方を示した。

ローランド(7944):18%高の1868円。経営陣による買収 (MBO)で株式を非公開化する、と14日に発表。公開買い付け (TOB)価格は1株1875円、総額で最大416億円。公開買い付け者は 三木純一社長が代表を務める常若コーポレーション(東京・港区)で、 会社側も構造改革の迅速、確実な推進に必要と判断した。TOB価格に さや寄せする動きとなった。ローランドの子会社で、発行済み株式総数 の22%に当たる391万6100株、金額で126億円を上限に自社株TOBを行 うローランド ディー.ジー.(6789)も17%高の4040円。

名古屋鉄道(9048):6.5%高の346円。世界的な株価指数である MSCIスタンダードインデックスの四半期ごとの定期銘柄入れ替え が14日に公表され、同社のほかジャパンディスプレイ(6740)、光通信 (9435)の3社が新規採用。今後の海外ファンド資金の流入を見込む買 いが入った。指数への反映は30日の引け値段階。

アマダ(6113):7.6%高の833円。14年3月期の連結営業利益は前 の期比3.5倍の162億円だった、と15日午後に発表。板金を中心に金属加 工機械が大幅増収、切削など金属工作機械も堅調で、従来想定の150億 円から上振れた。15年3月期は73%増の280億円を計画、市場予想の236 億円を上回る。また、発行済み株式総数の2.5%に当たる1000万株の自 社株消却を6月30日付で実施、新たに1400万株、100億円を上限にした 自社株買いを行う。取得期間は16日から15年3月26日。

太陽誘電(6976):7.9%安の1134円。14年3月期の連結営業利益 は前の期比2.3倍の114億円だった、と14日に発表。収益柱の積層セラミ ックコンデンサーを中心に好調だったが、従来想定の140億円からは下 振れた。15年3月期は23%増の140億円を計画、市場予想の165億円を下 回る。SMBC日興証券では今期計画について、競合からシェアを奪え るかどうかは疑問で、ハードルは高いと指摘した。

パイオニア(6773):4.4%高の214円。AV(音響・映像)機器事 業を売却する方針を固めた、と15日付の日本経済新聞朝刊が報道。船井 電機などと交渉、夏ごろの合意を目指すとしており、車載向け機器事業 への経営資源集中で業績が持ち直すとの観測が広がった。

セイノーホールディングス(9076):4.3%高の1069円。14年3月 期の連結営業利益は前の期比41%増の202億円だった、と14日に発表。 収益柱の輸送事業で貨物輸送量が拡大、燃料価格高騰やドライバー不足 問題などを吸収し、従来想定の181億円から上振れた。15年3月期 は0.5%増の203億円とほぼ横ばい計画だが、市場予想の198億円は上回 る。

北越紀州製紙(3865):4.1%高の486円。15年3月期の連結営業利 益は前期比2.3倍の75億円を計画する、と14日に発表。原燃料価格高騰 の状況は続くとする半面、3月実施の販売価格修正の効果を見込む。

タクマ(6013):13%安の706円。15年3月期の連結営業利益は前 期比0.9%増の85億円を計画する、と14日に発表。受注したバイオマス 発電設備の進捗(しんちょく)で14%増収を見込むが、工事価格の上 昇、円安などによる資機材価格の上昇傾向も指摘した。市場予想の95億 円を下回る。14年3月期は35%増益だった。

東和薬品(4553):9.3%安の4240円。14年3月期の連結営業利益 は前の期比0.2%減の77億円で、従来想定の90億円から下振れたと14日 に発表。大阪、岡山工場の減価償却費や研究開発費の増加、消費税増税 前の駆け込み需要対応のための荷造費の負担などが響いた。15年3月期 は1.2%増の78億円を計画したが、市場予想の85億円は下回る。

旭ダイヤモンド工業(6140):17%高の1585円。15年3月期の連結 営業利益は前期比55%増の75億円を計画する、と14日に発表。電子・半 導体や輸送用機器、機械業界を中心に需要が拡大、電着ダイヤモンドワ イヤの売り上げ増を見込んだ。市場予想の61億円を上回る。

アルバック(6728):9.9%高の2113円。14年6月期の連結営業利 益見通しを90億円から前期比88%増の115億円に上方修正する、と14日 に発表。JPモルガン証券ではポジティブと判断、大型パネル向け設備 投資は来期に好転するとみており、投資判断「オーバーウエート」、目 標株価2700円を継続した。

ロート製薬(4527):7.3%安の1584円。15年3月期の連結営業利 益は前期比1.1%増の170億円を計画する、と14日に発表。エイジングケ ア製品やスキンケア医薬品の好調で増益率が17%だった14年3月期から 鈍化、市場予想の187億円も下回る。

テレビ東京ホールディングス(9413):6.6%安の1452円。15年3 月期の連結営業利益は前期比31%減の33億円を計画する、と14日に発 表。テレビ広告収入、BS放送を中心に3.6%増収を想定した半面。開 局50周年イベント、特番などの経費増加を見込んだ。市場予想の54億円 を下回る。14年3月期の増益率は2.7倍だった。

平和(6412):9.5%高の1899円。14年3月期の連結営業利益は前 の期比7.2%増の369億円だった、と14日に発表。パチスロ機の主導で遊 技機事業が伸長、2月積雪の影響を受けたゴルフ事業の低調を補い、従 来想定の339億円から上振れた。15年3月期は20%増の444億円を計画、 市場予想の391億円を上回る。

井関農機(6310):6.2%安の258円。15年3月期の連結営業利益は 前期比25%減の55億円を計画する、と14日に発表。減収を想定、インド ネシア生産子会社の操業開始に伴う初期費用の発生なども響く。14年3 月期は国内農機製品、作業機の増収、北米向けの新機種投入が寄与した 海外の伸びもあり、43%増益だった。

ダイフク(6383):8.5%高の1283円。14年3月期の連結営業利益 は前の期比57%増の126億円だった、と14日に発表。一般製造業や流通 業向けシステムが国内で堅調、半導体工場向けや自動車生産ライン向け は海外で伸び、全般的なコストダウンも寄与し、従来想定の115億円か ら上振れた。15年3月期は12%増の140億円を計画。

東京精密(7729):6.2%高の1759円。14年3月期の連結営業利益 は前の期比13%増の84億6600万円だった、と14日に発表。半導体製造装 置部門で主力製品のウエハープロービングマシン(検査工程向け装置) が台湾や日本、米国で堅調、計測機器も増収増益を確保し、従来想定 の80億円を上回った。15年3月期は11%増の94億円を計画。

キッツ(6498):9.4%高の500円。15年3月期の営業利益は前期 比27%増の82億円を計画する、と14日に発表。主力のバルブ事業でこと し1月実施の値上げの浸透、水素市場での拡販などを図る構え。14年3 月期は、円安による海外生産品の輸入価格上昇などで1.3%減益の64 億7000万円だったが、従来想定の54億円からは上振れた。