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サントリー:つなぎ融資を年内借り換え、劣後ローンや社債

米ビームを買収したサントリーホー ルディングスは、8000億円のブリッジローン(つなぎ融資)を年内に借 り換える方針だ。佐治信忠社長が15日、都内の会見で明らかにした。

佐治氏によると、内訳は3000億円を資本性のある劣後ローン、5000 億円をメガバンクからの融資と社債の発行で検討している。サントリー は1月、160億ドル(約1兆6300億円)を投じ、ウイスキーの「ジムビ ーム」などを手掛けるビームの買収を決め、日本時間の5月1日には買 収を完了した。

ムーディーズ・ジャパンは1日、サントリーの格下げ発表資料で、 ビームの債務残高を除き、サントリーが利用可能な手元資金をほぼ全額 充当したとしても、買収に伴う負債の増加額は1兆円前後になるだろう と指摘。また、サントリーは買収資金として1兆3000億円のつなぎ融資 のコミットメントを受けており、このつなぎ融資を数カ月中に社債を含 む長期負債に借り換えるとみていた。

佐治氏は会見で、「2020年にサントリーグループは売上高4兆円を 目指していきたい」と述べ、「ビームサントリー社が1兆円規模に成長 するグループ経営を実現したい」と語った。同席した青山繁弘副社長に よると、14年12月期連結決算は売上高で2兆5000億円を見込み、 海外 売上高比率は現在の約29%から38%となる。

サントリーのウェブサイトによると、13年12月期の売上高は約2 兆400億円。ブルームバーグデータによると、ビームの同期の売上高は 約26億ドル(2600億円)となっている。

買収完了に伴い、ビーム社の社名は「ビームサントリー」に変更、 両社のスピリッツ事業を統合する。ビーム買収でウィスキーなどプレミ アムスピリッツでのサントリーのシェアは世界3位となる。

佐治氏は会見で「そろそろ新社長には良い時期」と述べながらも、 ビームを買収したばかりで、今期中の退任は考えていないと話した。

--取材協力:山口祐輝.

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