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米ゴールドマン日本副社長の佐護勝紀氏が退社へ、勤続年数22年

米ゴールドマン・サックスで日本の 副社長を務めている佐護勝紀氏(46)が退社することが分かった。同氏 は1992年にゴールドマンに入社し、債券トレーダーなどを経て経営委員 会のメンバーを含め要職を務めた。勤続年数は22年。

ゴールドマン・サックス証券の14日付社内メモによれば、佐護副社 長は6月にアドバイザリー・ディレクター兼副会長に就任。松本弘子広 報担当によると、その後来年3月末付で退社するという。佐護氏は11年 にアジアのダイバーシティー・コミッティーの共同議長に就任、女性の 活用や国籍を超えた人材登用を牽引してきた。

ゴールドマンは女性の就業とリーダーシップが経済に好影響をもた らすとの「ウーマノミクス」を提唱し、政府や企業、金融市場に広く提 言してきた。日本株ストラテジストのキャシー松井氏は日本の女性就業 率が13年時点の62.5%から男性と同じ80.6%まで上昇すると労働人口 が710万人増加し、国内総生産(GDP)は最大12.5%拡大する可能性 があると試算している。

ゴールドマンは、09年に東京チルドレンズセンターと呼ばれる託児 所を開設し、社員の子供たちを預かっている。毎年、全世界でマネジン グディレクターを指名しているが、同社のホームページによれば、日本 ではことし1月、9人が昇進、うち2人が女性だった。

佐護氏は東京大学大学院で精密機械工学を専攻、修士課程を修了後 ゴールドマンに入社、東京支店(現ゴールドマン・サックス証)で勤務 した。債券や為替、商品先物、株式のトレーディングや商品開発を手掛 けるとともに関連部門の責任者などを務め、99年にはマネジングディレ クター、07年に取締役に就任、11年に同社の副社長に就いた。

佐護氏は現在、日本で株式や債券などの証券部門を統括している。 社内メモによれば、同氏が6月にこの任務から退いた後、マーク・アグ ネ氏と居松秀浩氏が共同ヘッドに就任する。松本広報担当はこうしたメ モの詳細についても確認している。

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