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5月14日の米国マーケットサマリー:株反落、ドル下落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3713   1.3704
ドル/円            101.84   102.26
ユーロ/円          139.65   140.13


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,613.97     -101.47    -.6%
S&P500種           1,888.52      -8.93     -.5%
ナスダック総合指数    4,100.63     -29.54     -.7%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .36%        -.02
米国債10年物     2.54%       -.07
米国債30年物     3.38%       -.07


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,305.90    +11.10    +.86%
原油先物         (ドル/バレル)  102.14      +.44     +.43%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが対円を中心に下落した。欧州 中央銀行(ECB)が追加緩和に動くとの見方から米国債利回りが低下 したことに反応した。

ドルは対円で1週間ぶりの大幅安。米10年債利回りは6カ月ぶりの 低水準となった。ポンドは下落。英経済が力強さを増しても、イングラ ンド銀行(英中銀)が来年まで利上げを控える方針を示唆したことが売 り材料となった。

ファロス・トレーディング(コネティカット州スタンフォード)の マネジングディレクター、ブラッド・べクテル氏は電話インタビュー で、「対円でのドルは米利回りとの関係が強い。ドイツ当局者の影響 で、ECBが積極的な緩和に動くとの見方が強まっている。6月に何ら かの政策を実施すると市場は確信しており、そのため米国債利回りは低 下している」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時23分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%低下 の1008.75。10年債利回りは昨年10月31日以来の水準まで低下した後、 6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.54%。

ドルは対円で0.5%安の1ドル=101円80銭。対ユーロではほぼ変わ らずの1ユーロ=1.3705ドル。ユーロは対円で0.4%下げて1ユーロ =139円51銭。

◎米国株式市場

米株式相場は下落。小型株やインターネット関連株が再び売られ た。主要株価指数は前日まで、2日連続で過去最高値を更新していた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比0.5%安の1888.51。ダウ工業株30種平均は101.47ドル (0.6%)下げて16613.97ドル。

マックイーン・ボール・アンド・アソシエイツの最高投資責任者 (CIO)、ビル・シュルツ氏は「市場は一服している感じだ」とし、 「決算はまずまずだが、動きづらい時期に入ってきた。株価をもう一段 上の水準に押し上げるには決算内容の改善が必要だ」と指摘した。

◎米国債市場

米国債相場は続伸。10年債利回りは約6カ月ぶりの水準に低下し た。欧州の金融当局が追加緩和措置を取るとの観測が広がり、米金利上 昇を見込んだトレーダーらを一段と神経質にさせている。

2年債と10年債の利回り格差は縮小し、過去10カ月ぶりの最小に近 づいた。欧州中央銀行(ECB)の政策当局者らがインフレ率低下への 対抗措置を準備していると述べたことが手がかり。イングランド銀行 (英中央銀行)のカーニー総裁は2015年まで利上げを先送りする可能性 を示唆した。15日に講演を予定している米連邦準備制度理事会 (FRB)のイエレン議長は先週の議会証言で、依然として高レベルの 金融緩和が必要だとの見方を示した。

CRTキャピタル・グループ(コネティカット州スタンフォード) の政府債ストラテジスト、イアン・リンジェン氏は「中央銀行に対する 見方がこの日の動きを決定した。ショートスクイーズが起こっている」 と述べた。「米国債相場はこの先も堅調が予想される」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後1時20分現在、10年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)下げて2.54%。一時は昨年10月31日以来の低水準とな る2.52%まで下げた。同年債(表面利率2.5%、2024年5月償還)価格 は18/32高い99 5/8。

30年債利回りも7bp下げて3.38%。2年債は2bp低下 の0.36%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反発。1週間ぶりの高値となった。ウク ライナの政情不安が高まる中、安全資産としての金買いが活発になっ た。ロシアのラブロフ外相は、ウクライナは「限りなく内戦に近い」状 態にあり、全ての地域を満足させる解決策を見いださねばならないと指 摘した。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レシ ュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「ウクライナとロシアは一 触即発の状況で、それが金の上昇を促している」と指摘。「保険を買う ように金を保有することが選好されている。状況がどうなるのか依然不 透明だからだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比0.9%高の1オンス=1305.90ドルで終了。中心限月として は2日以来の大幅上昇となった。一時は1309.20ドルと、7日以来の高 値をつけた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続伸。米石油受け渡し拠点であるオク ラホマ州クッシングの在庫減少を手がかりに、3週間ぶり高値を付け た。

IAFアドバイザーズ(ヒューストン)の商品調査ディレクター、 カイル・クーパー氏は電話取材に対し、「きょうはたまたまクッシング が焦点になった」と指摘。「金融先物との関連性が非常に強いエリア だ。相場は上値を試そうとしている。石油の需要はかなり強い」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日 比67セント(0.66%)高の1バレル=102.37ドルで終了。終値ベースで は4月21日以来の高値。

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