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パナソニック:太陽電池、工場の屋上活用の中規模事業に商機

パナソニックは、中規模案件向けの 太陽電池の販売を強化する。これまで活用されてこなかった工場や倉庫 の屋上を利用する発電事業に拡大の余地があるとみている。

同社は工場や倉庫などで使われる波型の屋根に効率的に設置できる 太陽光発電パネルの販売を6月に開始する。同社ソーラービジネスユニ ット長の吉田和弘氏は13日のインタビューで、新製品では同じスペース で従来型の2倍の発電が可能になると話した。

パナソニックが工場や倉庫の屋上を狙う背景には、1000キロワット 以上の大規模なメガソーラー事業向けの用地がなくなってきていること や、そうした事業では既存の送電網に接続できない懸念があるという。

固定価格買い取り制度のルール厳格化も追い風になるという。同制 度のもとで認定を受けた事業者が運転を開始しないケースが多かったこ とから、経済産業省は3月、認定から180日以内に事業用地と設備を確 保しなかった場合には認定が失効する制度を導入した。大規模案件にと っては厳しい条件だ。

ただ、工場や倉庫の屋上を活用すれば、新たな用地取得は必要な く、ルール厳格化の影響を受けにくい。吉田氏はこういった要因を踏ま え、発電能力50-500キロワットの「中規模案件がメガソーラーに変わ って増えてくるだろう」と予測している。

これまで同社は太陽電池の販売では住宅の平らな屋根などを活用し た50キロワット以下の小規模案件向けの製品に注力してきた。吉田氏 は、新製品の導入で中規模案件向けの市場を同社が「狙うセグメントと して量を増やしたい」と述べた。

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