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【個別銘柄】日揮急落、ドワンゴやクボタ上昇、ニコンは軟調

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

日揮(1963):前日比13%安の2910円。2015年3月期の連結営業利 益は前期比19%減の550億円を計画する、と14日午前に発表。収益柱の 総合エンジニアリング事業でアジア、欧州の競合他社との厳しい価格競 争が続くと想定、市場予想の765億円も下回る。三菱UFJモルガン・ スタンレー証券ではまさかの減益ガイダンスで、印象はネガティブと指 摘。今期計画は粗利益率の大幅低下、販売・一般管理費の増加が織り込 まれているとした。

ドワンゴ(3715):9%高の2798円。動画配信の同社と出版大手の KADOKAWA(9477)は14日朝、経営統合について同日開催の取締 役会にそれぞれ付議すると発表。今後の事業規模、商機拡大を見込む買 いが膨らんだ。これに先立ち14日付の日本経済新聞朝刊は、両社が経営 統合の方針を固め、来年春にも持ち株会社を設立、2社が傘下に入ると 報じた。カドカワも10%高の3465円。

クボタ(6326):5.9%高の1420円。14年3月期の連結営業利益は 前の期比67%増の2024億円だった、と13日に発表。国内で農業機械、建 設機械など機械部門が大幅増、官公需を中心に水・環境部門の堅調、海 外の伸びもあり、従来想定の1960億円から上振れた。15年3月期 は1.2%減の2000億円を見込んだが、クレディ・スイス証券では考えら れる懸念材料を織り込んだ保守的な印象、とした。

ニコン(7731):4%安の1567円。15年3月期の連結営業利益は前 期比0.1%増の630億円を計画する、と13日に発表。FPD関連分野で中 小型ディスプレー用の設備投資一巡、映像事業の市場縮小などを想定、 増益率が23%だった14年3月期からの減速を見込んだ。市場予想の722 億円も下回る。BNPパリバ証券ではネガティブな印象とし、液浸スキ ャナーと一眼レフカメラの環境はなお厳しいと指摘した。

参天製薬(4536):11%高の5140円。米メルク社の持つ眼科用医薬 品、製品関連の日本、欧州、アジア太平洋地域における権利などを同社 から譲り受けると13日に発表。取得額は約6億ドルで、マイルストンに 基づく追加支払いが発生する可能性もある。対象製品の13年度売上高は 約4億ドル。中期的な収益上乗せを見込む買いが膨らんだ。

セイコーホールディングス(8050):7.4%高の406円。14年3月期 の連結営業利益は前の期比2.5倍の140億円だった、と13日に発表。国内 外でウオッチ事業が伸び、電子デバイス事業も半導体を中心に回復、為 替の円安も寄与した。15年3月期は14%増の160億円を計画、1株配当 は7円50銭と前期5円からの増配を見込む。

横河電機(6841):8.9%安の1258円。15年3月期の連結営業利益 は前期比8.1%増の280億円を計画する、と13日に発表。海外制御事業の 好調や円安効果で増益率が41%だった14年3月期から鈍化、市場予想 の344億円も下回る。JPモルガン証券は投資判断「アンダーウエー ト」を継続した。

電通(4324):3.9%安の3925円。15年3月期の連結営業利益は前 期比1.4%増の725億円を計画する、と13日に発表。世界的な広告市場の 成長は見込むものの、増益率は22%だった14年3月期から鈍化、市場予 想の816億円も下回る。

五洋建設(1893):10%安の287円。15年3月期の連結営業利益は 前期比3%減の96億円を計画する、と14日午後に発表。国内土木、建築 の伸びで53%増益だった14年3月期からの悪化を見込む。3月30日に発 生した沖ノ鳥島工事での桟橋転覆事故について、影響を合理的に見積も ることが困難とし、今期計画に含んでいない。

大平洋金属(5541):4.9%安の462円。14年3月期の連結営業損益 は40億7900万円の赤字に転落した、と13日に発表。前の期は21億6800万 円の黒字。主力のフェロニッケルの販売は輸出中心に増えたが、製品価 格形成の指標になるロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格が前 年度比20%超下げ、採算性が悪化した。庭山隆夫取締役は会見で、八戸 製造所修理の影響から今期のフェロニッケル生産計画は前期比16%減を 見込むとした。

アイフル(8515):4.9%高の408円。14年3月期の連結営業利益は 前の期比53%増の225億円だった、と13日に発表。主力の営業貸付金利 息を中心に営業収益は7.8%減ったが、利息返還損失引当金繰入額の減 少が寄与した。

ネクソン(3659):12%高の921円。発行済株式総数の2.8%に当た る1250万株、金額で100億円を上限に自社株買いを行うと13日に発表。 当面の需給好転が見込まれた。期間は14日から8月14日。

千代田化工建設(6366):6.6%安の1197円。野村証券は13日、投 資判断を「買い」から「中立」に下げた。同証による業績予想を減額、 LNGプラント以外のプロジェクト管理に課題が残るとした。15年3月 期の連結営業利益予想を330億円から230億円、来期を365億円から270億 円に見直し。会社側の今期計画は190億円。

カルソニックカンセイ(7248):13%高の563円。14年3月期の連 結営業利益は前の期比2.9倍の288億円だった、と13日に発表。主要顧客 の生産台数拡大や円安の影響で自動車部品の売り上げが伸長、米州での 生産混乱からの改善もあり、従来想定の240億円から上振れた。15年3 月期は4.1%増の300億円を計画、市場予想の282億円も上回る。

三和ホールディングス(5929):4.6%高の638円。14年3月期の連 結営業利益は前の期比46%増の206億円だった、と14日午前に発表。住 宅関連商品や重量シャッターが国内で大幅増収、北米の好調、円安効果 もあり、従来想定の172億円から上振れた。15年3月期は6.5%増の220 億円を計画。30日付で発行済み株式総数の3.1%に当たる800万株の自社 株消却も行い、好業績評価と1株価値の向上を見込む買いが入った。

KLab(3656):4.9%高の596円。1-3月期(第1四半期)の 連結営業損益は9600万円の黒字と、従来想定の9000万円の赤字から好転 したもようと13日に発表。ゲームタイトルの年始イベントが好調、1月 の売り上げが伸びたほか、新作ゲームタイトルの好調、コスト削減の進 展が寄与した。前年同期は2億1200万円の赤字。

大幸薬品(4574):6.7%安の1370円。15年3月期の連結営業利益 は前期比40%減の15億6000万円を計画する、と13日に発表。3月に広告 表現に関して消費者庁から景品表示法に基づく措置命令を受けた影響 で、主力製品の「クレベリンゲル」など感染管理事業の減収を想定し た。14年3月期の増益率は2.3倍だった。

ワタベウェディング(4696):8.4%安の615円。14年3月期の連結 営業損益は7億6500万円の赤字に転落した、と13日に発表。前の期は12 億4400万円の黒字。リゾート挙式、ホテル・国内挙式双方で減収、リゾ ートでは円安による悪影響も受けた。期末配当は無配になり、15年3月 期上期も無配を計画。前年同期は1株15円だった。

生化学工業(4548):6%安の1150円。15年3月期の連結営業利益 は前期比44%減の27億5000万円を計画する、と13日に発表。売り上げ面 で国内薬価引き下げ、前期に米国スパルツの販売提携先が在庫を積み増 した反動が出るほか、採算面では新生産設備稼働に伴う減価償却費、研 究開発費などの増加を見込む。

テンプホールディングス(2181):11%高の2848円。14年3月期の 連結営業利益は前の期比89%増の186億円だった、と13日に発表。主力 の人材派遣・紹介事業で金融業界を中心に引き合いが増加、インテリジ ェンスを中心としたメディア・キャリア関連事業の収益も伸びた。15年 3月期は13%増の210億円を計画。

帝国繊維(3302):21%高の1739円。1-3月期(第1四半期)の 連結営業利益は前年同期比2.6倍の48億8400万円だった、と13日に発 表。主力の防災事業で消防庁向け資機材、電力会社向けの大型資機材な どが大きく伸びた。前期比4.4%減の77億円を見込む14年12月期計画に 対する進捗(しんちょく)率は63%に達した。

エー・ピーカンパニー(3175):14%高の1823円。14年3月期の連 結営業利益は前の期比45%増の10億2500万円だった、と13日に発表。地 鶏料理の「塚田農場」ブランドを中心に首都圏ターミナル立地への出店 を強化、シンガポールでも出店し、売り上げを伸ばした。15年3月期 は29%増の13億2300万円を計画。

日成ビルド工業(1916):14%高の252円。14年3月期の連結営業 利益は前の期比26%増の23億2400万円だった、と13日に発表。システム 建築事業で学校施設の耐震化に伴う仮設校舎が増勢、立体駐車場事業も 好調で、総合建設事業ではマンションの建築・大規模修繕工事、鉄道関 連工事などを行う子会社2社がフル寄与した。15年3月期は40%増益 の32億5000万円を計画。

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