PIMCO「ニューノーマル」、今や「ニューニュートラル」

世界経済は「ニューノーマル(新た な標準)」から「ニューニュートラル」へ移行した。米パシフィック・ インベストメント・マネジメント(PIMCO)がこうした内容のリポ ートをまとめた。

PIMCOは金融危機後に過去の平均を下回る成長率が続くことを 表す「ニューノーマル」という言葉を普及させたが、こうした時期は徐 々に新たな段階に入りつつあると指摘する。PIMCOは向こう3-5 年間の同社予想をまとめた13日付リポートで、ニューニュートラルでは 世界各国の成長率がより低く、より安定した速度に向かって収れんして いき、政策金利は危機前の均衡状態を下回る水準にとどまると説明し た。

同社のリチャード・クラリダ執行副社長は電話取材に対し、「『ニ ューニュートラル』は『ニューノーマル』からの自然な進化だと考えて いる」とし、同社の新しい見通しを自動車のギアがニュートラルに入っ たままの状態に例えた。「これからの『ニューニュートラル』は世界経 済が回復せず、鈍いすう勢成長率に向かって収れんしていく状況だ」と 述べた。

ビル・グロース氏と、今年3月まで同氏とともに共同最高投資責任 者(CIO)を務めていたモハメド・エラリアン氏が過去の平均を下回 る景気回復に関する見方を初めてまとめてから5年が経った。世界各 国・地域の中央銀行が危機前の水準へ成長率を回復させることができて いない中で、PIMCOは新たな見通しをまとめた。

原題:Pimco ‘New Normal’ Is Now ‘New Neutral’ After El-Erian Exit (2)(抜粋)

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