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米国株:ほぼ変わらず、S&P500とダウ平均は最高値を更新

米株式市場では、S&P500種株価 指数が過去最高値付近でほぼ横ばい。一時1900を超える場面があった。 朝方発表された米小売売上高では、3月の伸び率が速報値から上方修正 された。

コーヒーメーカーを手掛けるキューリグ・グリーン・マウンテンが 高い。コカ・コーラが同社株の買い増しを表明したことに反応した。白 物家電のワールプールは下落。アナリストによる投資判断引き下げが嫌 気された。医薬品卸売りのマッケソンは、決算が予想を上回ったことが 好感され上昇した。

S&P500種株価指数は前日比1ポイント未満上昇の1897.45。2日 連続で過去最高値を更新した。ダウ工業株30種平均は19.97ドル (0.1%)上げて16715.44ドル。ダウ平均は5営業日続伸となり、こち らも最高値を更新した。

ホッジス・ファンズのポートフォリオマネジャー、エリック・マー シャル氏は「一部で長引くネガティブな地合いにもかかわらず上昇し、 最高値を更新したという事実は、市場にとって極めて健全かつ前向きな 状況だ」と述べた。

小型株はこの日下落。ラッセル2000指数は1.1%安となった。同指 数は前日、2カ月で最大の上げとなっていた。ナスダック総合指数はこ の日0.3%下落。前日は1月以降で最大の上げだった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数は4月の安値から は3.3%戻しているが、3月に付けた13年ぶり高値をなお5%下回って いる。

小売売上高

米商務省が発表した4月の小売売上高(速報値)は、季節調整済み で前月比0.1%増加した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノ ミスト予想の中央値は0.4%増だった。前月は1.5%増(速報1.1%増) に上方修正された。

3月には、厳しい冬の天候の影響で抑えられていた需要が顕在化し て消費が増えたが、その後は支出の伸びが鈍化している。

スタイフェル・ニコラウスのファンドマネジャー、チャド・モーガ ンランダー氏(ニュージャージー州フロラムパーク)は「景気回復はま だ初期段階だ」と指摘。「年内を通じて景気トレンドの回復は続くと考 えられる」と述べた。

S&P500種の構成企業では今週、メーシーズやウォルマート・ス トアーズ、コールズなど12社が決算を発表する。冬の間の小売り各社の 業績が示されることになる。

通信株は安い

S&P500種の業種別10指数では6指数が上昇。エネルギー株が最 も上げた。一方で最も下げたのは通信株で0.7%安。

AT&Tは1%安の36.20ドル。事情に詳しい関係者によれば、同 社は衛星放送事業者ディレクTVを約500億ドルで買収する交渉を進め ている。ディレクTVは1.2%安の86.08ドル。

キューリグは7.6%高の119.07ドル。マッケソンは3.3%高の180ド ルだった。

ワールプールは2.8%安の151.55ドル。ロングボウ・リサーチは、 ワールプールの投資判断を「買い」から「ニュートラル」に引き下げ た。

原題:U.S. Stocks Little Changed With S&P 500, Dow Average at Records(抜粋)

--取材協力:Corinne Gretler.

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