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欧州債:総じて上昇、独連銀がECB追加緩和に前向きとの見方

13日の欧州債市場ではユーロ参加国 の国債が総じて上昇。ドイツ10年債利回りは約1年ぶりの低水準を付け た。ドイツ連邦銀行(中央銀行)が欧州中央銀行(ECB)の追加刺激 策に前向きだとの報道が手掛かり。

オーストリアとオランダ、フランスの国債も上昇。この日発表され たドイツの景況感指数が5カ月連続で悪化したことを背景に、比較的安 全とされる国債を求める動きが強まった。スペイン国債も値上がり。銀 行団を通じて発行されるインフレ連動債への応募が200億ユーロ強とな った。計72億5000万ユーロ規模の入札を実施したイタリアの国債も買わ れた。

モニュメント・セキュリティーズのストラテジスト、マーク・オス トワルト氏(ロンドン在勤)は「独連銀が前もって緊急対応策を承認し ているとのことで、ECBが6月に行動するという自信を市場はますま す強め、それを織り込み始めている」と指摘。「これがけん引役となっ てドイツや他のユーロ参加国の国債を押し上げている」と語った。

ロンドン時間午後4時19分現在、ドイツ10年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.42%。これは2013年 5月24日以来の低水準。同国債(表面利率1.75%、2024年2月償還)価 格は0.42上げ102.995。

同年限のオーストリア国債利回りは4bp低下の1.65%。フランス 国債利回りも4bp下げ1.88%、オランダ国債利回りは5bp低下 し1.74%となった。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい関 係者を引用し報じたところによれば、ECBの専門家見通しで2016年の インフレ見通しが下方修正されれば、独連銀はECBによる追加行動を 支持する意向だ。ただ、事情に詳しい関係者2人はブルームバーグ・ニ ュースに対し、独連銀のECB追加緩和支持は既定ではないと語った。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がこの日発表した5月の 期待指数は33.1と、前月の43.2を下回り、13年1月以来の低水準となっ た。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト33人の予想中央 値は40だった。この指数も相場上昇の支援材料だった。

原題:Europe Bond Gain Pushes German Yield to One-Year Low on ECB Bets(抜粋)

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