日産自株11カ月ぶり上昇率、1-3月純利益は市場予想上回る

日産自動車の株価が一時、約11カ月 ぶりの日中上昇率となった。決算発表では、1-3月の純利益が市場予 想を上回った。

日産株は13日午前に一時、前日比5.4%高の916円をつけ、昨年6 月28日以来の日中上昇率となった。

日産が12日に発表した決算資料によると、1-3月の純利益は前年 同期比4.8%増の1149億円となった。ブルームバーグが集計したアナリ スト9人の予想平均999億円を上回った。

バーンスティーン・リサーチ(シンガポール)のアナリスト、マッ クス・ウォーバートン氏はリポートで、「日産自が目標の未達やその兆 候を示した後だけに、1-3月の業績が計画値を達成するだけでなく上 回ったという事実は、市場にとってうれしいニュースだった」と述べた 上で、「これが日産にとって回復のきっかけになると考える」との見方 を示した。

カルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)は12日夜のブルームバ ーグのインタビューで、利益重視の姿勢をより鮮明に打ち出した。2016 年度までの中期計画の営業利益率と市場占有率目標に触れ、「市場占有 率が利益成長と相反するものにならないよう、目標としては利益率を優 先する」と述べ、利益率達成に向けた販売拡大を目指す方針を示した。

日産は年間配当金について、前年度の30円に対し、今年度は3円増 の33円を計画している。

--取材協力:Ma Jie.

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