コンテンツにスキップする

フランス国債の利回り低下はオランド大統領の成果にあらず

国債利回りが低下しているフランス のオランド大統領は、自分が債券投資家から支持されていると自画自賛 したいところだろう。しかし投資家によれば、それは大統領のおかげで はない。

指標となるフランス10年国債利回りは先週、約1年ぶりの水準とな る1.873%に低下。12日は1.91%だった。これは米国債を73べーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)、英国債を82bpそれぞれ下回る水準 だ。ドイツ国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)も45bpと、1月 の72bpから縮小した。

これらの国に比べてフランスの景気回復の勢いは弱く、オランド大 統領が公共支出削減などの公約を実行する能力を妨げかねない政治的不 満が高まっていることも、仏国債の好調なパフォーマンスと矛盾する。 仏国債の利回りは、リターンを追求する動きや欧州中央銀行(ECB) のドラギ総裁の発言によって押し下げられているとアレッティ・ジェス ティエレのファブリツィオ・フィオリニ最高投資責任者(CIO)は指 摘する。

フィオリニCIOは「オランド大統領の改革よりも金融政策の影響 を受ける資金フローが、仏国債の利回りを動かす要因になっている。私 が仏国債に弱気だとすれば、ECBが債券購入や量的緩和に動くと考え ていないためということになるだろう」と述べた。

原題:Hollande Hand in French Bond Gains Finds Few Buyers: Euro Credit(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE