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中国:4月のファイナンス規模、縮小-当局はリスク抑制姿勢

中国の経済全体のファイナンス規模 は4月、当局が金融リスク抑制に向けて取り組む中、前月から縮小し た。

中国人民銀行(中央銀行)が12日発表した4月の経済全体のファイ ナンス規模は1兆5500億元(約25兆4000億円)。3月は2兆700億元だ った。4月の人民元建て新規融資は7747億元で、同じく3月の1兆500 億元から減少した。

今回の統計は、金融刺激策導入を求める意見の受け入れに当局が消 極的であることをあらためて示した。今年の中国成長率は市場予想 で1990年以来の低水準となる見通しだが、中央政府のウェブサイトに10 日掲載された新華社通信の記事によると、習近平国家主席は中国が「冷 静な」姿勢を維持する必要があると発言した。また人民銀の劉士余副総 裁は同日、当局が与信抑制を図る中で、シャドーバンキング(影の銀 行)が金融システムを弱体化させる恐れがあるとの認識を示した。

キャピタル・エコノミクスのアジア担当チーフエコノミスト、マー ク・ウィリアムズ氏(ロンドン在勤)はリポートで「刺激策導入を求め る声がある中で、中国当局は与信の伸びの継続的な鈍化を懸念していな いように思える」と指摘。「当局がこれまでに見せている冷静さは、政 策当局が依然、信用リスク抑制を優先していることを示す心強いサイン だ」と記した。

4月の経済全体のファイナンス規模は、ブルームバーグ・ニュース がまとめたエコノミスト予想中央値で1兆4800億元が見込まれていた。 新規融資の予想中央値は8000億元だった。4月のマネーサプライ(通貨 供給量)統計ではM2が前年同月比13.2%増となった。3月は過去最低 の同12.1%増だった。

原題:China Credit Gauge Declines as Officials Seek to Tame Debt Boom(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Xiaoqing Pi、Nerys Avery.

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