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米社債売買の好機は今-夏枯れで保有継続なら流動性リスク

ポートフォリオに組み入れた社債を 詳しく見てみよう。あなたは保有する全銘柄に執着しているのか、ある いは足りないと思う債券はあるだろうか。

米国では夏が近づき、市場で取引相手を探し回らなくても不要な銘 柄を処分して望みの証券を買うことができる機会はもうすぐ終わる。ウ ォール街の金融機関は取引促進のために自己資金を大量に使うことをし なくなり、6月から8月のトレーディングの低迷傾向は一段と顕著にな っている。債券ディーラーは新発債への依存を高めているが、夏の時期 には新発債市場は干上がることが多い。

だからこそ、今売買するか、涼しくなってトレーダーがビーチやゴ ルフコースから戻ってくるまで保有し続ける危険を冒すかの選択が必要 だ。

ウェルズ・ファーゴのクレジットストラテジスト、ジョージ・ボリ ー氏とナサニエル・ローゼンバウム氏は今月9日付のリポートで、「流 動性のある機会がまだ十分広がっている間に、向こう数週間でポートフ ォリオの再編成に集中するよう投資家に勧める」とした上で、トレーデ ィングが新発債に一段と集中するに連れて「季節性が強まり、夏の時期 は毎年のように流動性が乏しくなる」と指摘した。

ウォール街のディーラーによるマーケットメーキング(値付け業 務)の縮小を受け、投資家の間では膨張した債券市場でいつかうまく立 ち回れなくなる日が来るとの懸念が広がりつつある。米連邦準備制度理 事会(FRB)による景気刺激策の縮小に伴い投資家の債券離れが進む 恐れがあるだけに、投資家の懸念は非常に強い。

原題:Trade Your Bonds Now or Hold ’em Till Wall Street Gets Off Beach(抜粋)

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