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5月12日の米国マーケットサマリー:S&Pとダウが最高値

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3758   1.3758
ドル/円            102.15   101.86
ユーロ/円          140.53   140.13


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,695.47     +112.13    +.7%
S&P500種           1,896.65     +18.17    +1.0%
ナスダック総合指数    4,143.86     +71.99    +1.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .40%        +.01
米国債10年物     2.65%       +.03
米国債30年物     3.49%       +.02


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,295.80    +8.20     +.64%
原油先物         (ドル/バレル)  100.65      +.66     +.66%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円が主要16通貨全てに対して下落。 日本の2013年度の経常黒字が過去最小を更新したことに加え、米国債の 利回りが上昇したため、円資産を保有する魅力が薄れた。

ユーロは対ドルで1カ月ぶり安値近辺で推移した。欧州中央銀行 (ECB)のコンスタンシオ副総裁が最近のユーロ高について、インフ レ率に大きく影響しているとの見方を示したことが売りを誘った。ドラ ギECB総裁は8日、「次回会合で行動することにやぶさかでない」と 発言していた。

インド・ルピーは9カ月ぶり高値。インド総選挙の出口調査で野党 連合が過半数を制する勢いとなったことが明らかになった。ポンドも上 昇。英産業連盟(CBI)が英成長見通しを引き上げたため、イングラ ンド銀行(中銀)が利上げを実施するとの見方が強まった。

BNPパリバのディレクター、マサフミ・タカダ氏は「円安は日本 の経常黒字が主な材料だ。米10年債利回りが2.57%の水準を再び維持し た後、米国債利回りはじりじりと上昇している。米国債はやや買われ過 ぎの状態にある」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時6分現在、円は対ドルで前週末比0.3% 安の1ドル=102円17銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ =1.3756ドル。前週末には一時1.3745ドルと、4月8日以来の安値を付 けていた。ユーロは対円で前営業日比0.3%上げて1ユーロ=140円54 銭。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。主要株価指数は過去最高値を更新した。企業買 収の動きで景気への信頼感が高まり、インターネット株や小型株が買い 進まれた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前週末比1%高の1896.52と、4月2日に付けたこれまでの過去最 高値を上回った。ダウ工業株30種平均は112.13ドル(0.7%)上 昇16695.47ドルと、こちらも過去最高値を更新した。ナスダック総合指 数は1.8%上昇と、1月以降で最大の上げとなった。

ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フ ォンメイレン氏は「世界経済は勢いを増しつつあり、中央銀行はハト派 的、企業は買収活動を活発化させている。ここから先、相場が下落し続 ける理由は考えにくい」と述べた。

◎米国債市場

米国債相場は下落。今週発表の経済統計を控えて売りが優勢とな り、30年債利回りは5月の最高に達した。小売売上高は増加し、住宅着 工件数は今年一番のペースで伸びたと予想されている。

景気拡大期待を背景に、2年債と30年債の利回り格差はほぼ3週間 ぶりの大幅に広がった。株式相場は堅調。ブルームバーグ・マーケッ ツ・グローバル・インベスター調査によると、大半の回答者が世界経済 の中で米経済を楽観している。イエレン米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は15日に講演する。先週の金融市場ではイエレン議長の 議会証言を受けて利上げ開始前倒し観測が後退した。

GMPセキュリティーズの債券戦略ディレクター、エイドリアン・ ミラー氏は「市場はいまだに成長ペースについて判断できていない」と 指摘。「投資家らが必死になって追い求めているのは成長の度合いだ。 それこそ株式市場と債券市場が取引の根拠にしようとしているものだ」 と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後1時57分現在、30年債利回りは前週末比4ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)上昇し3.50%。4月30日以来の高水準に達した。 同年債(表面利率3.375%、2044年5月償還)価格は21/32下げて97 22/32。

2年債利回りは0.39%でほぼ変わらず。10年債利回りは3bp上昇 の2.66%と、今月2日以来の高水準。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は5営業日ぶりに上昇。ウクライナの危機 を背景に、安全逃避目的の金買いが膨らんだ。ロシアはウクライナ東部 で分離主義者が11日実施した2つの住民投票の結果を「尊重」する意思 を示した。

RJOフューチャーズ(シカゴ)のシニア市場ストラテジスト、ト ム・パワー氏は電子メールで、「こうした激変しやすい状況が続く限 り、金は安全逃避先としての役割を演じるだろう」と指摘。「週末に実 施された分離を問う住民投票はマイナス材料と見なされている。ウクラ イナの緊張とショートカバー(買い戻し)で金は上昇している」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前週末比0.6%高の1オンス=1295.80ドルで終了。2日以来の大 幅上昇となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は反発。米石油受け渡し拠点であるオク ラホマ州クッシングの在庫が減少したとの見方を背景に、3営業日ぶり に上昇した。

コンサルティング会社ショーク・グループ(ペンシルベニア州ヴィ ラノヴァ)のスティーブン・ショーク社長は電話取材に対し、「クッシ ングの在庫が取り崩されている」と指摘。「製油所の需要は上向きそう だ。価格を支える需給要因は多数ある」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前週 末比60セント(0.60%)高の1バレル=100.59ドルで終了。

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