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欧州債:スペイン債続落-インフレ連動債の発行計画で懸念浮上

12日の欧州債市場ではスペイン国債 が続落。同国初となるインフレ連動債の発行計画を受け、供給増で相場 上昇が脅かされるとの懸念が強まった。10年債利回りは先週、過去最低 に下がっている。

事情に詳しい関係者によれば、銀行団を通じて発行される10年物の インフレ連動債は利回りが既発の10年債を100ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)下回る水準に設定される可能性がある。同関係者 は発言する立場にないとして匿名で語った。13日に最大82億5000万ユー ロ相当の債券を発行するイタリアの国債も値下がりした。ドイツ国債は 前週末からほぼ変わらず。投資家は、欧州中央銀行(ECB)当局者の 発言から金融政策の先行きを見極めようとしている。

ウニクレディト(ミラノ)のシニア債券ストラテジスト、ルカ・カ ツラーニ氏は「スペイン国債の利回り曲線には圧力がかかっており、こ れは今後の入札と関連している可能性がある」と指摘。「国債供給が幾 分、短期的にイタリアとスペインの国債への重しになるだろう」と語っ た。

ロンドン時間午後4時38分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.93%。9日に は2.85%まで下げ、ブルームバーグが1993年に集計を開始して以来の最 低を記録。同国債(表面利率3.8%、2024年4月償還)価格はこの 日、0.14下げ107.405。

イタリア10年債利回りも2bp上げ2.97%。2年債利回りは3bp 上昇し0.81%。

ドイツ10年債利回りはほぼ横ばいの1.46%。前週末は1.44%まで下 げ、3月27日以来の低水準となった。年初来の最高は1月2日に付け た1.97%。

原題:Spanish Bond Rally Falters Amid Plan for Inflation-Linked Debt(抜粋)

--取材協力:Hannah Benjamin、Angeline Benoit.

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