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タイ当局、安全対策を強化-政府と反政府側の対立激化の恐れ

タイの治安当局は、選挙によらない 首相の任命を求めている反政府指導者を逮捕する方針を明らかにした。 同国では政府と反政府側との間で緊張が高まっており、新たな衝突が起 こる可能性が強まっている。

タイ特別捜査局(DSI)のタリット・ペンディット局長は11日に 首都バンコクで、「デモ会場から離れ、子どもや家族に自分の身の安全 のため現場に近づかないよう伝えるよう求める」と述べた。

バンコク郊外では週末、インラック前首相を失職に追い込んだ憲法 裁判所の判決に抗議する数千人規模の集会が開かれた。一方、市内では 反政府派が議会に対し、前首相の親族を政治から排除するための選挙法 改正に向けて「人民評議会」の設立を要求した。

タリット局長は、選挙によらない首相の任命は「違法なだけでな く、暴力行為を招く恐れがある」と指摘。「対抗勢力の怒りを買って衝 突に発展し、内戦につながる可能性さえある」と述べた。

7日の司法判断を受けてインラック氏が失職したため、与党タイ貢 献党は7月20日実施予定の総選挙までニワットタムロン副首相(66)を 暫定首相に指名した。インラック氏の実兄タクシン元首相は2006年のク ーデターで首相の座を追われたが、その支持勢力は過去5回の総選挙で 勝利している。

原題:Thai Authorities Tighten Security as Risk of Violence Increases(抜粋)

--取材協力:Yumi Teso、Supunnabul Suwannakij、Chris Blake.

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