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ウォール街で気候変動抑制に賭ける投資家、天然ガスに期待

ウォール街で気候変動抑制を材料に 資金を投じようとする投資家は、最も大気汚染度の低い化石燃料である 天然ガスに期待を寄せている。

ブルームバーグが集計したデータによれば、セクター別上場投資信 託(ETF)に今年に入って流入した投資資金計80億ドル(約8200億 円)のうち、エネルギー関連は約3分の2を占めた。資金の大半は天然 ガス掘削会社に投資するファンドへと流入している。

天然ガスは、石炭や石油と比較して大気汚染度が低いことから、地 球温暖化抑制の動きの恩恵を最も大きく受けるとみられている。米政府 当局は6日、温暖化が既に沿岸部の洪水、暴風雨や山火事の深刻化とい う形で米国に打撃を与えつつあるとの見解を示した。夏季の猛暑と冬季 の寒波が一層厳しくなり、エネルギー需要が増加する可能性があり、ガ ス価格の上昇が示唆されている。

気候変動はエネルギー投資の拡大につながりつつある。全米気候評 価(NCA)報告書が発表された6日には、44社で構成するS&P500 エネルギー株指数が過去最高水準に達し、エネルギーに特化したETF には計3億2200万ドルが流入した。

今年に入って今月8日までにエネルギー関連のETFに流入した資 金は総額50億ドルと、昨年10-12月(第4四半期)の17倍に上る。エネ ルギーセクターは、全セクターのETFへの投資資金の純流入額の63% を占めた。

原題:Cleanest Fossil Fuel Becomes Wall Street’s Bet on Climate Change(抜粋)

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