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今週の世界経済:ユーロ圏GDPや米小売売上高に注目

今週発表の経済指標ではユーロ圏の 1-3月(第1四半期)の経済成長率が加速し、米小売売上高は4月も 堅調を維持して、世界経済の前進が示唆されそうだ。

ユーロ圏18カ国の1-3月期の域内総生産(GDP)速報値は3年 ぶりの高い伸びの見通し。米小売売上高は雇用回復が個人消費を支えて いることを示すとみられる。

このほか主要7カ国(G7)の中で成長率が最も高い英国で、イン グランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が四半期物価報告を公表す る。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)は15日に1-3月期の ユーロ圏GDP(速報値)を発表する。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミストの予想中央値では前期比0.4%増と、2011年1-3 月期以来の高い伸びが見込まれる。昨年10-12月(第4四半期)は 同0.2%増だった。

ウニクレディト・グローバル・リサーチのユーロ圏担当チーフエコ ノミスト、マルコ・バリ氏(ミラノ在勤)は「ユーロ圏経済の回復はや や上向いている」と指摘。ただ、「依然緩やかな成長で、景気が引き続 き脆弱(ぜいじゃく)なことに変わりはない」と述べた。

米商務省が13日発表する4月の小売売上高は前月比0.4%増の見込 み。自動車を除く小売売上高は0.6%増の予想。3月は同0.7%増だっ た。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の米国担当シニアエコノミス ト、ミシェル・マイヤー氏(ニューヨーク在勤)はリポートで、「3月 は繰り延べ需要が小売売上高を支えたが、4月はそうした後押しが繰り 返されない可能性が強い」と分析。「自動車関連支出の減少が小売売上 高全体に若干響くと予測している。自動車販売は3月に伸びた後で、4 月は減少しただろう」と述べた。それでも、「全体としては個人消費の 底堅い伸びが示され、実質個人消費が」4-6月(第2四半期)の年率 換算で「4%増加するという当社の見通しを裏付けるだろう」と説明し た。

英中銀の物価報告

イングランド中銀のカーニー総裁は14日に記者会見し、四半期物価 報告を公表。同中銀の金融政策委員会(MPC)は、成長加速の中でイ ンフレをあおることなく、いつまで政策金利を過去最低水準に据え置く ことが可能か見極めるため経済の余剰生産能力の水準に注目している。

シティグループのエコノミスト、マイケル・ソーンダース氏(ロン ドン在勤)は「成長が加速し、雇用市場が引き締まりつつある明白な兆 候が見られるため、MPCはインフレ見通しをやや上方修正し、労働市 場のスラック(たるみ)が15年に解消されるとの見方を示そう」と述べ た。

原題:Euro Area Makes Headway as Japan Growth Picks Up: Global Economy(抜粋)

--取材協力:Stefan Riecher、Michael Heath、Javiera Quiroga.

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