コンテンツにスキップする

日本株は反落、業績の先行き懸念強い-鉱業や非鉄、ゴム売り

東京株式相場は反落。国内企業業績 の先行き懸念が強い中、今期営業減益を見込む国際石油開発帝石など鉱 業株、古河電気工業など非鉄金属株が下げ、ブリヂストンを中心にゴム 製品株も安い。ウクライナなど海外情勢の不透明感も株価指数の上値を 抑えた。

TOPIXの終値は前週末比7.60ポイント(0.7%)安の1157.91、 日経平均株価は50円7銭(0.4%)安の1万4149円52銭。

ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長は、「引き続き 決算の数字に神経質な展開になる。状況は変わっておらず、大きな政策 が出てくるまで、模様眺め気分が続く」と指摘。日経平均は、1万4000 -4500円のボックス圏内で推移するとの見方を示した。

週明けの日本株はTOPIX、日経平均とも安く始まったが、ド ル・円相場が一時1ドル=102円台まで円安方向に振れたのに連れプラ ス転換。ただ、円安の勢いも鈍く、午前後半は再度マイナス圏に沈ん だ。午後半ばには再び下げ渋る場面もあったが、結局大引けにかけては 失速、TOPIXはきょうの安値で引けた。

ウクライナ情勢に対する警戒感も上値抑制要因だ。東部のドネツ ク、ルガンスク両州では11日、自治権に関する住民 投票が実施され た。欧州首脳らは、ロシアのプーチン大統領が25日のウクライナ大統領 選前に危機緩和へ行動しない限り、追加制裁を講じると警告している。 投票は違法とするウクライナ政府と米国、欧州連合(EU)の非難や、 露大統領による延期要請にもかかわらず、住民投票は強行された。

国際帝石安い、DeNA急落

東証1部33業種は、ゴム製品や鉱業、非鉄、パルプ・紙、石油・石 炭製品、ガラス・土石製品、情報・通信など29業種が下落。鉱業、石油 株については、米石油在庫が潤沢との見方から9日のニューヨーク原油 先物が1バレル=100ドルの大台を割り込んだことが嫌気された。売買 代金上位で下げた国際帝石は、油価が前期を下回るとし、今3月期の連 結営業利益を前期比13%減と計画した。

このほか個別では、4-6月期(第1四半期)の連結営業利益は前 年同期比62%減と計画したディー・エヌ・エーが20%安と急落。売買代 金上位ではソフトバンクや富士重工業やブリヂスト、デンソー、スクウ ェア・エニックス・ホールディングス、コニカミノルタ、グリー、住友 電気工業、古河電工も安い。古河電も今期営業減益を見込む。

一方、精密機器、食料品、水産・農林、鉄鋼の4業種は小幅高。個 別では、15年3月期の営業利益は前期比10%増を計画、ゴールドマン・ サックス証券が目標株価を上げた日本精工が急伸。住友金属鉱山、ミネ ベア、オリンパス、東洋ゴム工業、クラリオンも高い

この日午後2時に公表された4月の景気ウオッチャー調査は、先行 き判断DIが50.3と、3月の34.7から改善した。前月比で良化するのは 昨年11月以来で、家計動向で小売、サービス、住宅とも好転、雇用も改 善し、午後に一時下げ渋る一因になった。ちばぎんアセットの奥村氏 は、「マイナスにならなかったのは良かったが、引き続き外部環境など も不透明で、どちらかに動きにくい」と話していた。

東証1部の売買高は18億2889万株、売買代金は1兆6076億円、値上 がり銘柄数は382、値下がりは1327。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE