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シャープ:今期純利益300億円と予想-市場予想とほぼ同水準

経営再建中のシャープは、今期 (2015年3月期)の純損益が300億円の黒字になるとの見通しを発表し た。市場予想とほぼ水準で、スマートフォン向けなど中小型液晶パネル の販売拡大を見込んでいる。

会社の連結純利益予想は、ブルームバーグ・データがまとめたアナ リスト16人の事前予想平均294億円に近い水準だった。営業利益は1000 億円と見込み、3カ年経営計画の中間目標として掲げていた1100億円を 下回る。売上高は3兆円と見込む。前期の連結純利益は116億円で、3 年ぶりの黒字転換となった。

シャープは前期に公募増資などで大型資金調達を実施、事業立て直 しや新規事業の開拓に取り組んできた。省エネ効果の高い「IGZO (イグゾー)」液晶の販路を拡大するなど高付加価値パネルを強化して おり、本業での収益改善を図る。

ドイツ証券の中根康夫アナリストは、増収には「面積単価が高い中 小型パネル」、その中でもイグゾーなど「高価格帯の販売を伸ばす必要 がある」と述べた。

前期好調だった太陽電池事業については、国内住宅用の販売減や円 安進行による輸入部材のコスト増などから今期は一転して50億円の赤字 を予想。高橋興三社長は記者会見で同事業について「事業転換を図って いる最中なのでまだ課題が残る」と語った。

今期の想定為替レートは1ドル=104円、1ユーロ=138円とした。

(更新前の記事は太陽電池事業の販売拡大を見込むとしていたため 訂正済みです)

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