5月9日の米国マーケットサマリー:ダウ平均、終値最高値

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。 (表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3758   1.3840
ドル/円            101.81   101.66
ユーロ/円          140.07   140.70


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,583.34     +32.37     +.2%
S&P500種           1,878.47      +2.84     +.2%
ナスダック総合指数    4,071.87     +20.37     +.5%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .38%        .00
米国債10年物     2.62%       +.01
米国債30年物     3.47%       +.03


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,287.60     -.10     -.01%
原油先物         (ドル/バレル)  100.10      -.16     -.16%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで1カ月ぶり安値 に下落。ゴールドマン・サックス・グループやロイヤル・バンク・オ ブ・スコットランド・グループ(RBS)など金融各社は、欧州中央銀 行(ECB)が来月の政策決定会合で政策金利を引き下げると予想して いる。

ユーロは主要16通貨の大半に対して値下がり。ECBのドラギ総裁 は前日、政策委員会は6月の会合で追加緩和に動くことに「やぶさかで ない」と言明した。円は週間ベースで上昇。年初以降の米国債利回り低 下を受け、日本の投資家の間でドルを買う動きが後退した。カナダ・ド ルは7週間で最大の下げ。4月のカナダ雇用統計で、市場予想に反し雇 用の減少が示されたことが背景にある。

チャプデレーン(ニューヨーク)の為替責任者、ダグラス・ボース ウィック氏は「ドラギ総裁はユーロ高への懸念を表明した。また、6月 に一段とハト派寄りのスタンスを取る可能性があるとの考えを総裁が口 にしたことで、形勢が悪い買い持ち筋は降参するしかなかった」と分析 した。

ニューヨーク時間午後2時29分現在、ユーロは対ドルで前日 比0.6%安の1ユーロ=1.3751ドルと、4月8日以来の安値。前日 は1.3993ドルと、2011年10月以来の高値に上昇していた。

ユーロは対円では0.6%下げて1ユーロ=139円92銭。円は対ドル で0.1%安の1ドル=101円75銭。週間では0.4%高となっている。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は終値ベースでの過去最高 値を更新した。インターネット銘柄が4日ぶりに持ち直したほか、ギャ ップを中心に小売株が値上がりした。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値によると、S&P500種株 価指数は0.2%高の1878.46。ダウ工業株30種平均は32.37ドル(0.2%) 高の16583.34ドルと、4月30日に記録した従来の終値ベース最高値を上 回った。ナスダック総合指数は0.5%上昇。

ファースト・アメリカン・トラスト(カリフォルニア州サンタア ナ)の最高投資責任者(CIO)、ジェリー・ブラークマン氏は電話イ ンタビューで、「市場は何とかして足場を見つけようとしている」と指 摘。「取引中に流れが変わるという展開は最近かなりよく見られる。そ れは方向性を探ろうとしていることの表れだ」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では利回り曲線が週間ベースでほぼ8カ月ぶりの大幅な スティープ化となった。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議 長の発言を受け、早期利上げ観測が後退した。

金融政策の見通しに敏感な5年債は30年債よりも堅調となった。イ エレン議長は8日の議会証言で、「力強い景気回復に至る前に金利が上 昇し始める可能性は低い」と述べた。この日発表の3月の米求人件数は 前月比で減少した。今週実施された中長期債の入札では、相場が急ピッ チで上昇し過ぎたとの見方から、需要が7カ月ぶりの低水準となった。

GMPセキュリティーズの債券戦略ディレクター、エイドリアン・ ミラー氏は「期間が短めの国債利回りが低下している」と指摘。イエレ ン議長の発言について、「利上げ開始時期の針を2015年後半に戻し、ハ ト派的なバイアスをあらためて示した。期間が長めの国債利回りは狭い レンジで推移しそうだ」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時47分現在、5年債利回りは前日比ほぼ変わらずの1.62%。週間 では4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下した。同年債 (表面利率1.625%、2019年4月償還)価格は100ちょうど。

30年債利回りは前日比1bp上昇の3.46%。週間では9bp上昇し た。5日には昨年6月19日以来の低水準となる3.35%に低下した。10年 債利回りは2.61%。前日比でほぼ横ばい、週間では3bp上昇した。

5年債と30年債の利回り差は今週、14bp拡大し1.84%。拡大は4 週間ぶりで、幅は昨年9月20日終了週以降で最大だった。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は小幅続落。週間ベースでは3週ぶりの下 落となった。米景気回復に伴い金融当局が緩和縮小を続けるとの観測を 背景に、代替投資の金買いが後退した。米連邦準備制度理事会 (FRB)のイエレン議長は7日、緩和策はなお必要としながら、経済 の強さで緩和縮小が適切であることが示されたと述べた。

ニューエッジ・グループ(ニューヨーク)のブローカー、トーマ ス・キャパルボ氏は電話インタビューで、「イエレン議長は緩和縮小が 継続することを明確に示した」と指摘。「金は政治的な緊張によってあ る程度支えられているが、それ以外ではほとんど関心が向けられていな い」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比0.1%未満下げて1オンス=1287.60ドルで終了。週間で は1.2%下げた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続落。米石油受け渡し拠点であるオク ラホマ州クッシングの在庫は十分に製油所の需要に応じられるとの見方 が広がった。

トラディション・エナジー(コネティカット州スタンフォード)の アナリスト兼ブローカー、ジーン・マクギリアン氏は「週末が近づくに つれ、ファンダメンタルズの解釈が自ずと明確になった」と指摘。「在 庫は先週減少したものの、4億バレルに近い水準を維持しており、十分 過ぎる量だ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日 比27セント(0.27%)安の1バレル=99.99ドルで終了。週間では0.2% の値上がり。

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