三菱UFJ:米BNYメロン法人信託部門の買収を検討

三菱UFJフィナンシャル・グルー プは、米国カストディー(証券管理)最大手、バンク・オブ・ニューヨ ーク・メロン(BNYメロン)の法人信託部門の買収を検討している。 事情に詳しい関係者が、買収協議が非公開であること理由に、匿名を条 件に明らかにした。

三菱UFJの買収提示額には触れなかった。同部門をめぐっては先 に、BNYメロンがゴールドマン・サックス・グループを起用し、法人 信託部門の買い手探しを進めていることが関係者らの話で判明、売却額 は少なくとも25億ドル(約2560億円)が見込まれている。三菱UFJの 広報担当者はコメントを控えた。

三菱UFJは、米州銀行事業を一元的に運営する体制に移行すると 2月に発表。7月に中間持ち株会社を設置し、傘下に置く米銀行子会社 と米国支店を管理する体制に改める。

SMBC日興証券の中村真一郎アナリストは、三菱UFJの動きに ついて「信託部門においてはスケールメリットがある」と指摘。その上 で、買収が実現すれば「コスト削減につながり、利益率を上げる効果が ある」との見方を示した。

2月の発表によれば、米事業は中間持ち株会社設置に合わせて MUFGユニオン・バンクに統合する。三菱東京UFJ銀行のニューヨ ークやロサンゼルス、シカゴの各支店は日系企業向け融資や決済、為替 取引などに特化。ユニオン・バンクに融資事業を集中させて同行が持つ 預金を有効に活用し、ドルベースでの貸し出し業務を強化する。

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