プーチン大統領が軟化、住民投票延期呼び掛け-撤退は未確認

プーチン・ロシア大統領はウクライ ナ情勢をめぐり態度を軟化させた。東部の分離主義者らに対して自治権 付与を問う住民投票を延期するよう呼び掛けたほか、ロシア軍がウクラ イナとの国境付近から撤退したと言明した。ただ、米国は撤退を確認で きないとしている。

プーチン大統領は7日モスクワで、親ロシア派とキエフの中央政府 との「対話に必要な状況を醸成すため」、ウクライナ東部のドネツクと ルガンスクは11日に計画している住民投票を延期すべきだと訴えた。

ウクライナの国境警備隊は、国境付近でのロシア軍の演習は続いて いると指摘、プーチン大統領が主張している軍の撤退は確認できないと 説明している。米国防総省のウォーレン報道官も7日、「ウクライナ国 境でのロシア軍配備に変化は見られない」と述べた。

米国と欧州連合(EU)はロシア企業と個人に対する制裁を発動、 プーチン大統領が分離派への支援をやめないならば制裁を強化すると警 告してきた。EUは7日、制裁の法的根拠を拡大に合意。来週の外相会 議で制裁対象候補を追加する当局者が述べた。

ジョージタウン大学スクール・オブ・フォーリン・サービスの欧州 アジア・ロシア・東欧研究センターのディレクター、アンジェラ・ステ ント氏は、「はるかに厳しい追加制裁の見通しが幾分の効果を表した。 プーチン大統領は米欧の決意が固いことを感じ取ったのだろう」と話し た。

原題:Putin Urges East Ukraine Vote Delay as He Claims Troop Pullback(抜粋)

--取材協力:David Lerman、Natasha Doff、Terry Atlas.

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