Tモバイルの親会社:当局のスプリントとの合併承認を疑問視

ドイツテレコムのティモテウス・ヘ ットゲス最高経営責任者(CEO)は8日、米携帯電話サービス4位の TモバイルUS部門と米スプリントとの合併の可能性について、早期に 規制当局の承認を得られる可能性を疑問視していると述べた。

同CEOは決算に関する電話会見の際に、「われわれはこうした合 併が適切ではないとのシグナルを監督当局や独禁当局から得ている」と 語った。その上で、「こうした状況に対し、われわれは株主に最大の価 値を生み出すようビジネス展開する方法を見極める必要がある」と述べ た。

Tモバイルは上位2社のAT&Tとベライゾン・コミュニケーショ ンズに本格的に対抗できる体制作りを目指し、利益を犠牲に売り上げを 拡大している。業界3位で孫正義氏率いるソフトバンクが経営権を持つ スプリントは、Tモバイル買収に向けた資金調達で銀行と協議した後、 買収案を推進する計画だと、事情に詳しい関係者が先週明らかにしてい る。

Tモバイルは1-3月(第1四半期)に顧客が240万人増と、 AT&Tとベライゾンの合計を上回ったものの、ヘットゲスCEOはT モバイルとスプリントの統合は理にかなうとの認識をあらためて示し、 避けられない周波数帯投資や通信網改良を実施すれば中長期的にみて上 位2社に比べて不利になるためだと説明した。

米司法省と連邦通信委員会(FCC)は2011年にAT&TによるT モバイル買収計画を阻止した経緯がある。AT&Tのジョン・スティー ブンス最高財務責任者(CFO)も8日、再編が今認可されれば意外だ と述べ、ヘットゲスCEOと同様の認識を示した。ソフトバンクの広報 担当、マシュー・ニコルソン氏はコメントを控えた。

原題:T-Mobile Owner Doubts Regulators Would Approve Sprint Deal (1)(抜粋)

--取材協力:Aaron Clark、Scott Moritz.

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