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欧州債が総じて上昇、伊西債利回り過去最低-ECB総裁発言で

8日の欧州債市場では、ユーロ圏諸 の国債が総じて上昇し、スペインとイタリアの国債利回りは過去最低を 記録。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が6月に追加的な景気刺激 策を講じることにやぶさかではないと発言したことに反応した。

ドイツ10年債利回りは1年ぶり低水準に接近し、2年半ぶり高値を 付けていたユーロは下落した。ドラギ総裁は政策決定後の記者会見で、 6月初めに出る最新の経済見通しの内容次第で行動する可能性を示唆し た。ECBはブリュッセルでのこの日の定例政策委員会で、政策金利を 過去最低の0.25%に据え置いた。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダハ イム氏(ミュンヘン在勤)は「ドラギ総裁は特定の時期や行動の内容に あまり深くコミットすることなく、追加措置への市場の期待を保ってい る」とし、「欧州債にとって短期的な好材料だ」と続けた。

ロンドン時間午後4時42分現在、イタリア10年債利回りは前日比8 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.93%。一時 は2.912%まで下げ、ブルームバーグが1993年に集計を開始して以降の 最低を付けた。同国債(表面利率4.5%、2024年3月償還)価格は0.75 上げ113.475。同年限のスペイン国債利回りは8bp下げ2.89%。一時 は2.875%まで低下した。

ドイツ10年債利回りは3bp低下し1.45%。2年債利回りも3bp 下げ0.12%。3月5日以来の低水準となる0.11%まで下げる場面もあっ た。

原題:European Bonds Jump as Draghi Signals Potential for June Action(抜粋)

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