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FRB議長:景気回復加速前の国債利回り上昇リスクは小さい

米連邦準備制度理事会(FRB)の イエレン議長は、力強い景気回復が実現する前に米国債利回りが上昇す る可能性は低いとの考えを示した。

イエレン議長は8日、上院予算委員会での証言後の質疑応答で、 「力強い景気回復に至る前に金利が上昇し始める可能性は低い」と述べ た。

議長は米国債利回りの上昇が連邦財政赤字に及ぼし得る影響に関す る質問に答えた。

議長は「財政赤字や債務がどうなるのか考える上で、連邦財政赤字 にとっては強い経済が非常に好ましいということに留意するのは重要 だ」と発言。「もちろん金利負担は増えるだろうが、より大局的な観点 からすると、力強い経済は財政の改善につながると私は確信している」 と話した。

ニューヨーク時間午後12時4分現在、米10年債利回りは前日比ほぼ 変わらずの2.59%。同利回りは昨年12月31日時点では3.03%、前回のリ セッション(景気後退)が始まった2007年末は4.02%だった。

イエレン議長はこの他の質疑応答で、連邦公開市場委員会 (FOMC)の緩和的な金融政策の正当性を主張。当局には2%のイン フレ目標を引き上げる意図はないとも述べた。

議長は「低金利政策を前向きに受け止めてきた業界は多く、需要喚 起や雇用拡大に役立ってきた」と指摘。「低金利政策は万能薬ではない が、一つの効果的な要素と言えよう」と続けた。

イエレン氏は安定したインフレ期待は米国にとって「大きな強み」 となってきたと発言。「期待は非常に安定かつしっかり定着している」 と話した。

原題:Yellen Says Yields Unlikely to Rise Without Strong Recovery (1)(抜粋)

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