コンテンツにスキップする

ドラギECB総裁、金利据え置き-インフレ動向を見極めへ

欧州中央銀行(ECB)は8日、政 策金利を据え置いた。ユーロ圏が景気回復によって低インフレの状況を 脱却できるかを見極める姿勢だ。

ECBはブリュッセルで定例政策委員会を開き、短期金利の調節手 段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最低 応札金利を0.25%で据え置くことを決めた。

決定はブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査で58人中56人 が予想した通りだった。ECBは中銀預金金利と限界貸出金利もそれぞ れゼロと0.75%で据え置いた。

4月のユーロ圏インフレ率は0.7%と3月の0.5%から持ち直し、 ECBに景気回復が持続するかを見極める時間的な余裕を与えた。とは いえ、インフレ率は昨年10月から1%未満にとどまっており、中期的な 見通しがどの程度悪化したかは6月に公表される最新のECBスタッフ 予想で明らかになる。ドラギ総裁は中期的見通しの悪化を行動の前提条 件としている。

ベレンベルク銀行のチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディ ング氏は「4月のECB政策委員会以降の経済指標は直ちに行動が必要 なことを示していない」とし、ECBが6月にインフレと成長率の予想 を引き下げれば、追加「緩和の口実となり得るかもしれない」と述べ た。

--取材協力:Alessandro Speciale、Harumi Ichikura、Nicholas Comfort、Angela Cullen.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE