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テスラの電池工場計画が前進-パナソニックから参加の趣意書

電気自動車(EV)メーカー、米テ スラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の掲げ る大規模リチウムイオン電池工場の建設計画は、パナソニックが参加の 趣意書にサインしたことで前進した。テスラは同工場によってEVの電 池コストを30%削減できると期待している。

マスク氏は7日、1-3月(第1四半期)決算に関する電話会議 で、「ギガファクトリー」計画に対してパナソニックが関心を強めてい ることを明らかにした。テスラの株主でリチウムイオン電池の主要供給 元であるパナソニックは3月時点では同工場への投資に慎重な姿勢を示 していた。

テスラのJB・ストローベル最高技術責任者(CTO)はこの電話 会議で、「今年後半にも最終合意に向かうと、われわれはかなり楽観し ている」と発言。マスク氏は、少なくとも2つの工場候補地の一つで来 月にも着工式を行う可能性があると述べた。

パナソニック広報担当の刑部智恵子氏は電子メールで、趣意書につ いて確認。ギガファクトリー計画に参加する可能性についてテスラと協 議していると述べた。

1-3月期決算

テスラの1-3月期決算では利益がアナリストの予想を上回った。 ただ、販売台数がアナリストの最も高い予想に届かず、同社の株価は時 間外取引で下落した。ニューヨーク時間午後7時59分(日本時間8日午 前8時59分)現在、同社の株価は7.6%安の186ドル。

1-3月期の「モデルS」の販売台数は6457台となり、前年同期の 約4900台から増加。アナリスト7人の予想平均は上回ったものの、最も 高い予想値である6600台には届かなかった。テスラは成長抑制の要因と なっている電池の供給不足が4-6月(第2四半期)末まで続くと説明 した。

ドウアティの株式アナリスト、アンドレア・ジェームズ氏は販売台 数について「予想を上回ったが、投資家が期待していたほどではなかっ た」と述べた。

テスラがウェブサイトに掲載した資料によると、1-3月期の一部 項目を除く1株利益は12セントとなり、前年同期の調整後1株利益と同 水準だった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均では7セン トが見込まれていた。一般会計原則(GAAP)に基づく純損益は4980 万ドル(約51億円、1株当たり40セント)の赤字だった。

テスラは4-6月期について、研究開発費(R&D)が前期比30% 増加するものの、非GAAPベースでわずかながらも黒字になると予測 した。電池供給の問題が1-6月(上期)いっぱい生産を抑制するが、 7-9月(第3四半期)には改善する見通し。4-6月期の生産台数は 前期比13-19%増え、販売台数は約7500台に達する見通し。

同社はモデルSの右ハンドル車の販売を6月に英国で開始し、その 後、香港と日本にも投入することを明らかにした。

原題:Musk’s Battery Plant Boosted as Panasonic Signs Letter of Intent(抜粋)

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