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【個別銘柄】三菱商や三井物高い、日新鋼急伸、リクシル安い

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は次の通り。

三菱商事(8058):前日比6.5%高の1938円。2014年3月期の連結 営業利益は前の期比48%増の1985億円だった、と8日午後に発表。機 械、化学品など非資源分野の拡大がけん引し、従来計画の1950億円を 2%弱上回った。また、発行済み株式総数の2.4%に当たる4000万株、 金額で600億円を上限に自社株買いも行うため、当面の株式需給の好転 も見込まれた。取得期間は9日から7月31日。

三井物産(8031):3.6%高の1516円。昨日午後に示した新中期経 営計画について、JPモルガン証券はグロス投資の抑制と株主還元拡充 という2点で株式市場の期待に応えた内容、と評価。総還元性向では4 割程度を達成可能で、株主還元で先行した同社は相対的に高いバリュエ ーションが許容されるとした。投資判断は「オーバーウエート」を継 続。17年3月期を最終年度とした新中計では、3年間で最大2兆9000億 円のキャッシュを創出、うち1兆5000億円を既存事業強化、残りを新規 事業投資と配当金・自社株買いに充てる。

カシオ計算機(6952):5.7%高の1240円。14年3月期の連結営業 利益は前の期比33%増の266億円だった、と7日に発表。時計や電子辞 書が高収益性を維持、電子楽器の採算性も改善した。期末配当は1株10 円から15円に上積み。15年3月期の営業利益は前期比32%増の350億円 を計画、市場予想の330億円を上回る。クレディ・スイス証券は収益ミ ックスの改善を指摘、株主還元姿勢はポジティブとした。

日新製鋼(5413):15%高の1150円。14年3月期の連結営業損益 は166億円の黒字と、前の期の168億円の赤字から改善したと7日に発 表。耐食性処理鋼板(ZAM)や特殊鋼、ステンレスなどコア製品の拡 販や合理化効果でエネルギーコストの上昇、呉製鉄所高炉での操業トラ ブルなど減益要因を吸収した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券で はポジティブな印象とし、実力値での回復を株価が織り込む局面を迎え ると投資判断「アウトパフォーム」を継続した。

LIXILグループ(5938):3.4%安の2572円。前日午後に示し た最終年度の17年3月期に売上高で2兆1100億円、営業利益で1700億円 を目指すとする中期経営計画について、野村証券では達成のハードルは 高く、株価に織り込むのは時期尚早と指摘した。また、16年3月期の営 業利益目標が1000億円と、消費税増税後の国内新築住宅市場の縮小、流 通・小売事業の成長の遅れなどで従来中計の1400億円から下方修正した 点も留意したい、としている。

三菱ガス化学(4182):4.5%安の551円。14年3月期の連結営業利 益は前の期比横ばいの114億円となり、従来想定の130億円から下振れた と8日午後に発表。需給悪化によるマージン低下で大幅な減益となった ポリカーボネートなど、エンジニアリングプラスチック事業の不振が円 安、固定費削減効果を相殺した。15年3月期は前期比23%増の140億円 を見込んだが、市場予想の178億円は下回る。

大日本スクリーン製造(7735):3.6%安の431円。15年3月期の連 結営業利益は前期比12%増の100億円を計画する、と7日に発表。市場 予想の144億円を下回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では 今期計画は弱いとし、前期第4四半期の半導体製造装置の受注が351億 円と会社想定の450億円に対する未達幅の大きさから、市場の反応はネ ガティブになろうとした。

日清食品ホールディングス(2897):3.8%安の4720円。15年3月 期の連結営業利益は前期比6.2%減の260億円を計画、海外子会社の予想 に使う為替レートは1ドル=105円と8日午前に発表した。国内の堅調 や米州、中国の伸びから前の期比16%増の277億円だった14年3月期か らの悪化に加え、市場予想の278億円を下回った点も嫌気された。

日本ゼオン(4205):8.1%安の839円。15年3月期の連結営業利益 は前期比16%減の250億円を見込む、と8日午後に発表。市場予想の335 億円も下回った。14年3月期は医療用途の高機能樹脂、テレビ向け光学 フィルムなどの伸長で前の期比26%増の299億円だった。

日本製鋼所(5631):7.6%安の402円。14年3月期の連結営業利益 は前の期比47%減の88億6400万円だった、と7日に発表。素形材・エネ ルギー事業で電力・原子力製品が減ったほか、産業機械事業での樹脂製 造・加工機械の減収などが響いた。15年3月期は前期比7.2%増の95億 円を見込むが、市場予想の139億円は下回る。

日本特殊陶業(5334):8.3%高の2475円。14年3月期の連結営業 利益は前の期比2.2倍の517億円だった、と8日午後に発表。収益柱の自 動車関連で新車組み付け用、補修用製品が海外で堅調、為替の円安効果 もあり、従来想定の470億円を上回った。15年3月期は前期比20%増 の620億円を計画、1株配当も32円と前期28円からの増配を見込む。

三菱食品(7451):7.4%高の2348円。15年3月期の連結営業利益 は前期比5.2%増の165億円を計画する、と7日に発表。取引採算性の改 善や物流費などの削減に取り組み、低価格化による加工食品、低温食品 の収益性悪化で前の期比8%減の157億円だった14年3月期からの回復 を見込む。SMBC日興証券では、今下期の回復シナリオの説得力が必 要とする一方、マージン悪化の底打ち傾向にも言及した。

日清紡ホールディングス(3105):6.2%高の904円。15年3月期の 連結営業利益は前期比37%増の180億円を計画する、と8日午前に発 表。ソリューション・特機事業を手掛ける日本無線(6751)などエレク トロニクス事業、中国子会社が本格稼働するブレーキ事業の向上を見込 む。14年3月期は前の期比1.6%減の132億円だった。今3月期に1株5 円の復配を見込む日無線も12%高の454円。

ALSOK(2331):6.1%高の2246円。14年3月期の連結営業利 益は前の期比61%増の189億円だった、と8日午後に発表。機械警備、 大型案件の受注があった常駐警備などセキュリティ事業の堅調に加え、 綜合管理・防災事業の拡大も寄与した。15年3月期は前期比47%増 の278億円を計画、1株配当も35円と前期30円からの増配を見込む。

図研(6947):7.1%高の843円。14年3月期の連結営業利益は前の 期比78%増の6億3000万円だった、と7日に発表。最新の電気設計シス テムシリーズ、データ管理システムの販売が好調で、米国開発拠点の新 設経費などを吸収した。15年3月期は前期比2.5倍の16億円を見込む。

アジア航測(9233):80円(22%)高の437円でストップ高。13 年10月-14年3月期(上期)の連結営業利益は前年同期比8割増の27 億3300万円と、従来計画の17億円から上振れたもようと7日に発表。受 注に加え、工事進行基準適用物件の進捗(しんちょく)率が堅調に推移 しているため。

エフテック(7212):7.7%安の1146円。15年3月期の連結営業利 益は前期比9.3%減の61億円を計画する、と7日に発表。国内で消費税 増税に伴う需要の落ち込み、海外ではタイの一時的な生産減、メキシコ とインドネシア工場の立ち上げ費用を見込む。

プロネクサス(7893):4.6%高の735円。発行済み株式総数 の3.08%に当たる100万株、金額で8億円を上限に自社株買いを行うと 7日に発表。取得期間は12日から8月29日まで。

ノジマ(7419):7.9%安の663円。15年3月期の連結営業利益は前 期比51%減の30億円を計画する、と7日に発表。消費税増税に伴う駆け 込み需要の反動、業界他社、インターネット通販などとの厳しい競合環 境などに言及している。14年3月期は白物家電の堅調、新規出店効果な どから前の期比2.9倍の61億500万円だった。

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