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債券は反落、日米株価上昇が重し-10年債入札結果は事前予想通り

債券相場は反落。前日の米国株式相 場の上昇を受けて国内株価が反発したことが重しとなった。一方、きょ う実施された10年債入札結果は事前の市場予想通りだった。

長期国債先物市場で中心限月の6月物は、前日比5銭安の145円16 銭で開始。午後に入って水準を切り下げ、一時は145円11銭まで下落し た。取引終了前に2銭安まで戻す場面があったが、結局は7銭安の145 円14銭で引けた。超長期国債先物の6月物は4月7日の取引再開後で初 めて200円台に乗せて、同15銭高の200円05銭で高値引けした。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の333回債利回 りは横ばいの0.60%で始まり、午後の取引開始後に0.5ベーシスポイン ト(bp)高い0.605%に上昇。その後は再び0.60%で推移。前日には一 時0.595%と4月21日以来となる0.6%割れを記録した。

SMBC日興証券の山田聡シニアクオンツアナリストは、「きの う10年債利回りは0.6%割れまで低下したほか、米株反発を受けて国内 株価も上昇しており、債券は軟調だ」と話した。

20年物の148回債利回りは0.5bp高い1.46%で始まり、午後に入ると いったんは1.455%を付けたが、その後は再び1.46%。30年物の42回債 利回りは0.5bp低い1.69%に低下している。

7日の米国株相場は反発。S&P500種株価指数は前日比0.6%上昇 の1878.21で引けた。一方、米債市場で10年債利回りは変わらず の2.59%程度となった。8日の東京株式相場は反発。TOPIXは前日 比0.7%高の1160.01で終了した。一時は1.3%高となった。

財務省がこの日実施した表面利率(クーポン)0.6%の10年利付国 債(333回債)の入札結果によると、最低落札価格は99円96銭と市場予 想と一致。小さければ好調とされるテール(最低と平均落札価格の差) は2銭と前回と同じだった。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.54倍 と、前回の4.76倍から低下した。

SMBC日興証の山田氏は、10年債入札結果について、「ほぼ予想 通りの無難な結果となった」と述べた。JPモルガン証券の山脇貴史チ ーフ債券ストラテジストは、高値警戒感は強いとしながらも、「利回 り0.6%台ではそこそこ需要がある」と指摘していた。

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