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双日:アブダビの発電・淡水化事業参画を断念-条件合わず

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双日は、最終交渉中だったアラブ首 長国連邦(UAE)アブダビ首長国がペルシャ湾岸で計画しているミル ファ発電・淡水化事業について、アブダビ政府からの売電価格の値下げ 要請などで条件が合わず同事業への参画を断念した。

双日の茂木良夫副社長は8日の決算会見の中で、「アブダビ政府の 最終承認の中でレート交渉があって、残念ながら私どもと条件が折り合 わなかった」と述べた。発注者側のアブダビ政府から、価格低減につな がる設備仕様や契約期間の変更、投資利回りの引き下げ要請があったと いう。

ミルファは双日として初めて取り組む予定の発電・淡水化事業 で、2012年に策定した中期経営計画では、この分野への投資を同社の成 長につなげるための「集中事業領域」と位置付けていた。経済産業省 は25年に世界の水ビジネスの市場規模は07年の36兆円から87兆円に達す ると試算している。

アブダビ水・電力省(ADWEA)のウェブサイトに掲載された情 報によると同省は昨年3月、発電容量1600メガワット、造水容量1日当 たり5250万ガロン規模の同プロジェクトの入札を開始。茂木氏によると 応札した6事業者の中で双日とGDFスエズ連合が最安値を提示し、優 先交渉権取得に向けた最終交渉を進めていた。

同省が60%、民間企業が40%をこのプロジェクトに出資する予定だ った。日本政府の昨年4月時点の資料によると、総事業費1620億円規模 で多数の日本企業が入札に参加していたという。

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