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5月7日の米国マーケットサマリー:S&P500反発、緩和期待

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3913   1.3928
ドル/円            101.91   101.68
ユーロ/円          141.79   141.62


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       16,518.54     +117.52    +.7%
S&P500種           1,878.21     +10.49     +.6%
ナスダック総合指数    4,067.67     -13.09     -.3%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .40%        -.02
米国債10年物     2.59%       .00
米国債30年物     3.40%       +.02


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,288.90    -19.70   -1.51%
原油先物         (ドル/バレル)  100.68     +1.18    +1.19%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨のバスケットに対 し半年ぶり安値から上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン 議長が米経済の成長加速見通しを示したことが背景にある。

ユーロは7週ぶり高値付近から下落。市場では、欧州中央銀行 (ECB)は8日の決定会合で追加緩和を見送ると見込まれている。イ エレン議長はこの日の議会証言で、経済指標は4-6月(第2四半期) の「着実な成長」を示しており、年内は成長加速が見込まれると指摘し た。ニュージーランド(NZ)ドルは主要16通貨全てに対して値下が り。NZ準備銀行(中銀)のウィーラー総裁が、ファンダメンタルズ悪 化への対応がうまくいかなかった場合は自国通貨の売り介入を検討する 可能性があると述べたことに反応した。

ニューヨーク時間午後1時53分現在、主要10通貨に対するドルの動 きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇 の1003.32。前日は1002.02と、昨年10月29日以来の低水準に下げた。

ユーロは対ドルで0.1%安の1ユーロ=1.3914ドル。前日は1.3951 ドルと、3月13日以来の高値に上昇した。ユーロはこの日対円で0.1% 下げて1ユーロ=141円52銭。ドルは対円でほぼ変わらずの1ドル=101 円72銭。一時は3週間ぶり安値を付けた。

◎米国株式市場

米株式市場ではS&P500種株価指数が反発。米金融当局の景気支 援が継続されるとの期待が広がった。一方、ヤフーやグルーポンを中心 にインターネット銘柄への売りは続いた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値によると、S&P500種 は0.6%上昇の1878.22。一時は50日移動平均を割り込む場面もあった。 ナスダック総合指数は0.3%下落。1.5%安から下げ幅を縮めた。ダウ・ インターネット総合指数は1.9%下げ、昨年10月以来の水準。

スタイフェル・ニコラウスのファンドマネジャー、チャド・モーガ ンランダー氏(ニュージャージー州フロアハムパーク)は電話取材に対 し、「成長・モメンタム重視の投資からバリューに基づいた投資へと、 資金の容赦ないシフトが進行中だ」と指摘。「モメンタム銘柄はとんで もないレベルに過大評価されているものの、市場全体に目を向ければ価 格は適正だ。モメンタムが変化すれば投資家は神経質になる」と述べ た。

◎米国債市場

米国債市場では利回り曲線がスティープ化した。米連邦準備制度理 事会(FRB)のイエレン議長が「高レベルの金融緩和策が引き続き正 当化される」と発言したため、利上げ時期が早まるとの見通しが弱まっ た。

5年債と30年債の利回り差は約1.75ポイントに拡大した。緩やかな 成長を背景に、当局は利上げが来年になるとの見通しを維持するとみら れている。10年債入札(発行額240億ドル)後、同年債はほぼ変わら ず。8日には160億ドル相当の30年債入札が実施される。

GMPセキュリティーズの債券戦略ディレクター、エイドリアン・ ミラー氏は「イエレン議長は緩和に対する当局の姿勢をあらためて示す ことができたほか、時間枠を示すのを免れた。翌日に30年債の入札を控 えていることもあり、利回り曲線はスティープ化した」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時18分現在、5年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)低下の1.65%。一時は1.63%と、4月17日以来の低水 準を付けた。同年債(表面利率1.625%、2019年4月償還)価格は5/32 上昇の99 29/32。

30年債利回りは3.39%。一時は3bp上昇し3.41%を付けた。10年 債利回りは2.58%。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続落。3週間ぶりの大幅安となった。米 経済の回復に伴い金融当局が緩和策を一段と縮小するとの観測が広がっ たことから、代替投資の金買いが後退した。米連邦準備制度理事会 (FRB)のイエレン議長は上下両院経済合同委員会の公聴会で、「根 底にある十分な強さ」を背景に緩和縮小が「適切」になったと述べた。

ロジック・アドバイザーズのパートナー、ビル・オニール氏は電話 インタビューで、「金トレーダーがこの日聞いたメッセージは、緩和縮 小が続くというものだ」と指摘。「ウクライナ危機が一定の支えになっ たものの、全体のセンチメントは弱いままだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6 月限は前日比1.5%安の1オンス=1288.90ドルで終了。4月15日以来の 大幅下落となった。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は続伸。米石油受け渡し拠点であるオク ラホマ州クッシングの原油在庫が約5年ぶりの低水準に減少したことか ら、買いが続いた。

USバンク・ウェルス・マネジメントの投資担当シニアストラテジ スト、ロブ・ハワース氏(シアトル在勤)は在庫減少について、「需要 が上向いている兆候だ。投資家はこれを価格に織り込もうとしている」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日 比1.27ドル(1.28%)高の1バレル=100.77ドルで終了。終値ベースで 4月29日以来の高値。

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