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欧州債:総じて下落、ウクライナ危機の緩和期待で

7日の欧州債市場では、ユーロ圏各 国の国債が総じて下落した。ロシアのプーチン大統領がウクライナとの 国境付近から軍隊を撤収させたと言明し、緊張緩和期待で比較的安全な 国債を求める動きが後退した。

指標のドイツ10年債は3日続落。プーチン大統領はモスクワで行わ れたブルカルテル欧州安保協力機構(OSCE)議長との会談で、全て の当事者に危機を解決する意向があると語った。ベルギーとフランス、 スペインの国債も値下がり。この日早くは、欧州中央銀行(ECB)が 8日の定例政策委員会で新たな景気刺激措置を協議するとの観測から、 ユーロ圏諸国の大半の国債は値上がりしていた。

KBCバンクの調査アナリスト、マティアス・ファンデルユフト氏 (ブリュッセル在勤)は、ウクライナについての「この日の話題はそれ ほど悲観的ではなかった」とし、「午後に株式相場が小幅上昇し、ドイ ツ国債が若干下げた。8日は追加行動を期待すべきではない。ECBは 現状を維持するとわれわれは確信している」と続けた。

ロンドン時間午後4時49分現在、ドイツ10年債利回りは前日比1ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.47%。一時は2bp 低下した。同国債(表面利率1.75%、2024年2月償還)価格は0.115下 げ102.505。

ベルギー10年債利回りは2bp上げて2.07%、同年限のフランス国 債利回りも2bp上昇し1.94%。

スペイン10年債利回りは3bp上昇の2.97%。過去最低とな る2.923%まで下げる場面もあった。イタリア10年債利回りは2bp上 昇の3.02%。一時は2.974%まで下げ、ブルームバーグが1993年に集計 を開始して以来の低水準を付けた。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査によれば、 ECBは政策金利を過去最低の0.25%に据え置くと58人中56人が予想し ている。前回の利下げは昨年11月だった。

原題:European Bonds Drop as Ukraine Optimism Damps Demand for Safety(抜粋)

--取材協力:Lukanyo Mnyanda.

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