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クレディSとBNP親会社に米が和解で有罪答弁求める-関係者

米国人の脱税ほう助容疑で刑事捜査 の対象となっているスイス2位の銀行クレディ・スイス・グループと、 経済制裁に違反した疑いで捜査を受けている仏銀BNPパリバの親会社 に対し、米当局が有罪答弁を強く迫っていることが、事情に詳しい関係 者1人の証言で明らかになった。

事情に詳しい別の関係者によれば、クレディ・スイスは脱税ほう助 をめぐる捜査決着のため和解を目指しており、10億ドル(約1020億円) 余りの支払いに応じる可能性がある。3番目の関係者によると、米当局 との協議の結果、クレディ・スイスの支払額が16億ドルを上回ることも あり得る。いずれの関係者も協議の非公開を理由に匿名を条件に語っ た。

関係者によれば、制裁対象国とのビジネスを禁じる法律に違反した 疑いが持たれているBNPパリバの親会社に対しても、米当局は罪を認 めるよう求めている。同行は先週、捜査決着のために用意した11億ドル を上回る金額の支払いが必要になる可能性を示唆した。

関係者の1人は、米当局が親会社に狙いを定める状況を説明しなが らも、持ち株会社あるいは子会社が罪を認めることが既定の結論という わけではないと述べた。これまでも大手銀行の子会社が有罪答弁を行う ことはあったが、金融危機以降に持ち株会社が刑事責任を追及されたこ とはない。

規制上の重大な結果も

コステラネッツ・アンド・フィンクの弁護士で、ニューヨーク大学 法科大学院で税に絡む犯罪訴追について教えるブライアン・スカーラト ス氏(ニューヨーク在勤)は、クレディ・スイスに対する米当局の行動 が、同行と取引のある他の銀行や顧客を不安にさせる恐れがあると指摘 する。

スカーラトス氏は「この銀行が米国で通常のビジネスに従事するこ とを妨げる規制上の重大な結果を招く可能性がある。行員や株主が最終 的に犠牲になるだろう」と話す。

クレディ・スイスの広報担当カルビン・ミッチェル氏とBNPのセ ザルティン・グレゴリオ氏は、米当局との協議についてコメントを控え ている。米司法省のブライアン・ファロン報道官にコメントを求める電 子メールを送ったが、これまでのところ返答はない。

原題:U.S. Said to Seek Guilty Plea From Credit Suisse Parent Company(抜粋)

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