NYSEとナスダック、アリババの上場誘致合戦で望みつなぐ

ニューヨーク証券取引所 (NYSE)とナスダック・ストック・マーケットには、米国での新規 株式公開(IPO)としてはここ数年で最も高い注目を集める中国アリ ババ・グループ・ホールディングの上場市場に選定されるチャンスがま だ残されている。電子商取引運営会社のアリババは6日提出したIPO 申請書で、NYSEとナスダックのどちらの市場に上場するかを特定し なかったからだ。

両取引所にとってアリババ上場は、米最大規模の新規公開株の上場 先となったことを誇示できる以上の重要な意味を持つ。NYSEがアリ ババを獲得すれば、テクノロジー企業の上場先としてかつて圧倒的地位 を誇ったナスダックを弱体化させたことを鮮明にできる。ナスダックに とっては、2012年のフェイスブック上場時に技術的エラーが発生し、昨 年公開のツイッターの上場先をNYSEに奪われた事態を乗り越えたこ とを示すことができる。

上場企業から集める手数料収入も重要だ。アリババのような注目度 の高い新規公開株を獲得できれば、他の企業の誘致にもつながる。取引 所のデータによると、ナスダックには中国のテクノロジー・インターネ ット関連企業47社が上場している一方、NYSEは22社にとどまる。

グーグルやアップルのほか、アリババに出資するヤフーが上場して いるナスダックはかつて、ネット関連の新興企業が当然選ぶ上場先だっ たが、ナスダックのこうしたリードはNYSEに徐々に崩されつつあ る。ブルームバーグの集計データによると、米国で1-3月(第1四半 期)に価格決定したテクノロジー・ネット関連の新規公開株10銘柄中、 7銘柄はNYSEに上場した。

原題:Alibaba Keeps NYSE, Nasdaq Waiting for Listing in Tech Contest(抜粋)

--取材協力:Leslie Picker.

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