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アリババ、統治構造の詳細を公表-パートナーが支配権維持

中国の電子商取引運営会社アリバ バ・グループ・ホールディングは6日、取締役の過半数を指名する独占 権を有するパートナーシップによって同社が統治されることを明らかに した。同社が香港での新規株式公開(IPO)を断念した背景には、こ うした統治構造が香港当局に認められなかったことがある。

アリババは米当局に提出したIPO申請の届出書で統治構造の詳細 を公表。それによると、パートナーシップは28人で構成され、新しいメ ンバーを毎年選出する。各パートナーはアリババの株式について「相当 な水準の持ち分」を維持する必要がある。こうした制度を通じ、アリバ バ株8.9%を持つ創業者の馬雲(ジャック・マ)会長と経営陣は同社の 経営権を維持できる。

この統治構造は香港当局には受け入れられなかったが、内部者の経 営権維持のため企業が2種類のクラス株を発行することが多い米国では 認められている。フェイスブックやグーグルの株式を保有する投資家が 権利放棄をいとわない姿勢を見せたこともあり、アリババの成長に魅力 を感じている投資家がパートナーシップ制度によって同社への関心を失 うことはないだろうと、ボストン大学経営大学院のジェームズ・ポスト 教授は予想している。

届出書によれば、新しいパートナーが選出されるには、既存パート ナーの75%以上の賛成が必要となる。また、パートナーの単純過半数の 賛成により、馬会長と共同創業者の蔡崇信氏を含め、どのパートナーも 解任できる。

パートナーらが指名した取締役候補は普通株主の投票にかけられ る。アリババによると、同社は大株主のソフトバンクおよび米ヤフーと 投票に関する取り決めを結ぶ予定。それによると、ソフトバンクとヤフ ーは年次株主総会でパートナーらが推した取締役候補について毎回賛成 票を投じることに同意する。ソフトバンクはアリババの株式を15%以上 保有する限り、取締役を1人指名できる。

届出書によると、IPOで株式を売却するヤフーの持ち株比率は現 在23%前後。ソフトバンクは34%。

原題:Alibaba Partners Keep Control After Shunning Hong Kong for U.S.(抜粋)

--取材協力:Tara Lachapelle.

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