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ロンドン金融街で高層オフィス人気、街一望で顧客を圧倒狙う

ロンドンの金融街シティーのオフィ ス市場は勇敢な投資家の味方だ。

ウォーキートーキーやチーズグレーターなどのニックネームを持つ 高層ビルの賃貸料はここ3年に、シティーの他の物件よりも速いペース で上昇。英経済がまだ縮小していた時期に建設を開始した開発業者が報 われる結果となっている。

リスクを取った投資家は、供給を上回るペースの需要拡大から恩恵 を受けている。仲介業者ナイト・フランクのデータによれば、タワービ ルのオフィス賃貸料のシティー平均に対するプレミアムは8.3%と、ウ ォーキートーキーとチーズグレーターの建設が始まった2011年1月 の4.5%から拡大した。

ナイト・フランクの商業用市場調査の責任者、ジェームズ・ロバー ツ氏は「高層ビルのオフィスは企業のマーケティングの一環になってい るため、賃貸料にはプレミアムが付く」と説明。「ロンドンの街を一望 できる会議室に顧客を案内し、あっと言わせる効果がある」と話した。

タワービルのオフィス賃貸のこうしたパフォーマンスの良さは、高 層化によってシティーを変貌させる10年前からのプロジェクトが再び軌 道に乗っていることを示している。金融危機はシティー東端の一連の高 層ビル計画を中断させた。曲線フォルムで有名なガーキンは10年前の先 月にオープンしたものの、その後は延期や中止になる計画が相次いだ。 賃貸料が3分の1近くも下がり、銀行も資金面の動きを抑えた。

ナイト・フランクの推計によれば、金融街のタワービルのオフィス 賃貸料は11年1月から今年3月までに13.6%上昇し1平方フィート (約0.093平方メートル)当たり65ポンド(約1万1200円)。シティー の他の物件では9%上昇の60ポンドとなっている。

原題:Size Matters as London Skyscraper Gambles Pay Off: Real Estate(抜粋)

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