UBSとバークレイズ株主に明暗、投資銀への依存が分かれ目

英バークレイズとスイスのUBS、 欧州の大手銀行2行が6日発表した1-3月(第1四半期)決算では、 明暗が分かれた。投資銀行業務の圧縮が株主に恩恵をもたらすことが示 唆された。

2012年終わりごろから4000人を削減し債券トレーディング業務の大 半から撤退したUBSの株価は、この日朝方のスイス市場で一時2.1% 上昇、0.3%高で終了した。第1四半期利益はアナリスト予想を上回っ た。同行は特別配当実施の計画も示した。一方、投資銀行事業について の戦略を8日に公表するバークレイズは、ロンドン市場で5.2%安とな った。債券・通貨・商品(FICC)事業の低迷が響き、同行の第1四 半期は減益となった。

OTASテクノロジーズの調査・金融分析責任者、サイモン・モー ン氏(ロンドン在勤)は電話で、「UBSがFICC活動をばっさり切 り捨て、投資銀行事業を縮小できたのは、収益力と評価のより高いプラ イベートバンク事業に頼れるからだ」と指摘。「これに対しバークレイ ズは投資銀行から離れられないので、縮小も難しい。欧州のリテール銀 行部門がまだ苦戦しているのでなおさらだ」と分析した。

--取材協力:Elena Logutenkova、Elisa Martinuzzi.

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