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ドイツ銀を格下げ方向で見直し、収益力に課題-ムーディーズ

格付け会社ムーディーズ・インベス ターズ・サービスは、ドイツ銀行の格付けを引き下げ方向で見直すと発 表した。1-3月(第1四半期)の減益を受けて、収益力に課題がある と指摘した。

ムーディーズの6日の発表によると、格下げの場合も1段階にとど まる見込み。ムーディーズはドイツ銀の債務と預金の格付け「A2」と 銀行財務格付け「C-」を見直すとしている。

ドイツ銀はトレーディング収入の減少に直面し、当局からの制裁金 や係争の和解費用が今年の利益の重しとなるとの見通しを明らかにして いる。法務費用は自己資本比率引き上げの足かせにもなっている。

ムーディーズのニューヨーク在勤アナリスト、ピーター・ナービー 氏は発表資料で「資本市場関連ビジネスへの依存が大きく、戦略的柔軟 性が限られるというわれわれの見解を踏まえると、ドイツ銀は収益力の 強化と安定、株主が許容可能なリターンの実現という相当困難な課題に 直面している」と分析した。

ムーディーズによると、格付けの見直しは、ドイツ銀のコスト削減 や資本水準引き上げ、非中核事業の資産圧縮に向けた取り組みが焦点と なる。ムーディーズは、資産圧縮によって財務力を高める戦略につい て、「利益の伸びを生み出す能力を阻害し、収益目標の達成を困難にす る」と指摘した。

原題:Deutsche Bank Rating Put on Review at Moody’s on Profit Drop (1)(抜粋)

--取材協力:Tom Kohn.

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